真希ちゃん達が出たのを確認すると家の中に入ると

「なぁんだ。もう帰って来たんですかぁ？」

あたしの後ろに目線を送ると先ほどの女の子

「自分の家に帰ってきてはいけない理由でも？でもそれを言う前にあなた方はあたしに言うべきことがあるのでは」

「ないですよぉ？あの部屋は使っていないからと私たちに用意されたものですもん」

はぁ…

「本当五条家に仕えていて教養がなっていないなんて最悪。まだ立海の奴らの方がまだいいのかしら」

「な…何ですって！」

「本当の事だわ。五条家の娘のあたしの部屋を無断で、しかも当主であるお兄様の言葉を無視して使っているんだもの」

「…！」

「さすがだね乃愛は。キミたちも悪いけどもういつも行っている学校にも行けないから」

そう言ったお兄ちゃんの言葉に顔面蒼白の女の子

「な…何でですか…っ」

「当たり前でしょ。五条家に仕えてるからって今まで出してたけどさぁ。乃愛の部屋を無断で使用してしかも和泉は五条の令嬢に謝りもしない。そんな使用人もその娘も五条家にはいらない」

そう言ったお兄ちゃんの言葉の後に出て来た女の人

「悟様乃愛様」

「何だい？」

「はい？」

真逆の方にいる女中さんはあたしも知っている昔からいる人だ

「あら可愛らしい呪骸ですこと。お食事の用意は高専の方々も来られるのですよね」

「あぁ」