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夢小説設定
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呪具を取り扱うのに必要なことを、高専では呪具になっていない道具で練習に当てることが多く
「竹刀、一応あるけど」
「あるのか」
「えぇ」
竹刀を取りに行くのに、パンダ君を連れて行こうとすると
「乃愛」
「んー?」
「パンダではなく俺がついて行こう」
「葵君?」
「行ってこい」
「うん」
葵君と2人で高専の敷地内を歩くのも京都校では何回かあるけど、東京では初めてかもしれない
「やはり東京とは言え校外だからか。都会の空気とは違うようだ」
「そうだね。神奈川の空気も好きだけどあたしは」
「そうか。いい顔をするようになったな」
え?
「一時はどうなるかと京都のあいつ等ですら心配をしていた」
あ…
「お前に掛けられた言葉を解き放つ奴がいるかもしれんな。立海には」
「そう…かな」
足を止めたあたしに
「乃愛は何でもかんでもため込みすぎなのだ」
「え?」
「悟や夏油、加茂やパンダだっている俺もその1人だ。何でもかんでもため込みすぎるなよ。乃愛」
「あ、ありがとう」
再び歩き出したあたしに
「葵君は」
「何だ」
「何であたしにそんなにしてくれるの?」
「どういう意味だ」