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「その言葉を信じるほどあたしも子供ではないので」
「…っ」
そう言ったあたしの言葉を苦虫を噛むように唇をかんでいるお姉ちゃんたち
「杏璃さんだってお兄ちゃんと結婚してれば、今頃お姉さん"だった"人なのに残念だわ」
「そう言えばそうだったわね」
なんて言いながらお姉ちゃんは杏璃さんの方を見ている
「どうでもいいのよアイツの事なんて。私たちの目的はコイツを呪詛師にすることなんだから」
「無理だって気づかないの?あたしが呪詛師になることは少ないって。お姉ちゃんたちの所にも行かないよ。あたしは」
「何時までそんな強がり言っていられるのかしらね」
そう言って行ってしまった2人最後まで見ることも無くあたしも帰路についた
最悪な事態になるなんて思わずに
家に付いてすぐ鳴り響いたスマホには
「宮野…さん?」
何で宮野さんから連絡なんて、あの時確かに連絡先は宮野さんと小鳥遊さんと交換したけど
「もしもし」
「い、和泉さん!?」
「そうだけど、何かあった?」
「大変なの!」
大変…?
「今どこ」
「ま、まだ立海の」
「立海の中にいるのね?それは校舎の外?それとも」
「校舎の中なんだけど…」
校舎の中にまだいるの?時計を見るとまぁいても可笑しくはない時間帯か
「へ…変な女2人」
変な女2人?思いつくのは
「なるほど。すぐに行く」
電話を切ってお兄ちゃんに連絡を取る
「どうかした?乃愛」
「最悪な事が起こった」
「最悪?」
「お姉ちゃんたち生きてたの。今立海で人質に取られてる」
「…!すぐに行く乃愛は立海の前にいて」
「分かった」
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