19
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
お兄ちゃんが出してきた領域展開
「無量空処」
そう言った瞬間、お兄ちゃんの領域は白くなって行く
「な!?私にまで領域展開を使う訳!?」
「それはそうだろ。オマエはもう呪術師でもない呪詛師だ。当然お前と一緒にいる壽崎杏璃も同じことだ」
お兄ちゃんの領域展開は無下限術式の内側。あたしもお兄ちゃんの領域展開内に入るのは初めてだ
「杏璃もお前も俺の領域に入れただけ感謝しろよ」
そう言って、動けないままお兄ちゃんに祓われた2人
解除された後も帳が消えていてもなおお姉ちゃんが本当にいなくなってしまったこの寂しさは消えることは当分ないだろうけど
「さて乃愛」
「お兄ちゃん?」
「何でこんな所に来てる」
「え?」
「乃愛の呪力操作じゃまだまだ領域展開をしても自分の体をダメにすることは分かってんだろ」
「分かってる分かってるよ。だけど、それでも非術者を助けたり守るためには使わなくちゃいけない事だって」
「それは当然。だけど自分が死んでも周りが傷つかない。なんて考えるな。術師は確かに死ぬときは1人だ。でもそれはお前にはまだ早い」
「…っ」
当り前のことをこう言って来る時は本気で怒ってくれてる証拠
「でも…っ」