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夢小説設定
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「さて、戻ろうかな」
「部活は見に行かないのか」
部活?
「見るわけないでしょ。帰宅部よ帰宅部」
「うわっ」
「男と遊ぶのに精一杯なんじゃないの?」
「馬鹿馬鹿しい」
ヤバ、イライラして呪力が定まらない
「はーいそこまで」
「「!?」」
「誰だ」
「乃愛落ち着いていいよ。私たちがいる」
「す、ぐる…君」
「いつの間にそんな所に行けたと」
傑君とお兄ちゃんが来てくれたことで、安心したのか呪力が落ち着いていくのが自分でもわかる
「やっぱり、高専にすればよかったかな」
「だねぇ。その"呪力の乱れ"早く直さないとね」
そう言ったお兄ちゃんたち
「どういうことだ」
「まぁ乃愛がすぐだというのならその時にでも呪力を安定させるようにしようか」
「あぁ」
「おい、どういう」
煩そうなのがワナワナと震えている
「そう言えば、違う学校の見学お前はどうするつもりだ」
「へぇ」
「面白いね。違う学校の見学とはね」
「うん」
あたしは既に決めているもの。ここの先生が知らなくても構わないけどね
「候補は」
「1つだけ」
「ならいいよ。帰ろうか乃愛」
「うん」
傑君に抱え込まれたまま駐車場に着いたお兄ちゃんとあたしたち
「しっかしすごい荷物だねぇ。氷帝の倍はあるんじゃないの?」
「あるかも」
でも、どうせお兄ちゃんと傑君がいるとなると呪術を使う可能性が大いにあるんだけど
「あれ?」
「どうしたんだい?」
「使わないんだ?」
術式。
「こんな見えない人間がいる所で使ってもしょうがないだろう」
「それもそっか」
あたしを抱えたまま歩き出した傑君と荷物を持ってくれているお兄ちゃん