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夢小説設定
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「でも暫くは高専で預かるわ」
「こう…せん?」
「そ。あんなものにされたということもある。ちゃんと治してメンタルも良くしてくれるから。そうね…6月までには立海に戻ってこれるかもしれないわ」
そう言うと、ほっとしたような顔をしてくれた2人
「悪いようにはしないよ。あそこにいる人たちは」
あの後何事もなかったかのように授業も受けお昼ご飯を食べようと屋上に行くと付いてくるテニス部の皆
「何で付いてくるの」
「いや。俺達も屋上で食べようとなっただけだ」
ふーん。なら別の場所で食べ…
「一緒に食おうぜぃ」
「は?」
「いいじゃねぇか」
「俺達は構わないよ。このメンバーで食べることなんてしょっちゅうだし」
「あ、そう」
「お前は俺の隣な」
そう言って来た丸井君
「何で丸井君の隣なわけ」
「そう言ってやるな和泉。丸井が和泉といたいだけだろう」
そんなもんなのかしら
お弁当バックから出した小さなお弁当箱
「少なくね?」
「意外とこれで足りるんだよ」
まぁでも京都に行ったら嫌と言うほど歌ちゃんと冥さんたちに食べさせられるんだろうけど。ご飯も食べ終わって壁に寄りかかっていると
「なぁ」
「ん?」
「何でお前さん人とそんなに距離を取るんじゃ」
取ってるつもりなんてないんだけど、そう言って来るということはそう言うことなんだろう
「取ってるなんて思ってないからでしょ。氷帝の時もあのメンバーとはこれ位の距離感だったわ」
「跡部達と一緒にいてこの距離感?」
「寧ろもっと離れていたかったわ」
そう言ったあたしの言葉に驚きを隠せていない立海の皆
「氷帝もあの跡部君からだもの。曲者ぞろいの学校のメンツなんてどうでもいいのよ」
立海のアンタたちだって曲者ぞろいだなんて思わなかったけど。でも高専の皆も曲者ぞろいか。こいつらからしたら
「あ、そうだ。和泉」
「今度は何」
「俺達が高専に行くことは」
「あぁ忘れてたわ。大丈夫だけど普通だと思わない方がいいからね」
「え?」
「学校であって学校じゃない。それが高専だもの」