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あたしも、反転術式が使えたらなぁ…怪我してもすぐに自分で治せるのに…硝子ちゃんやお兄ちゃんに見て貰わずに済むのに
「何か、ややこしいことを考えてるだろ」
「え?」
「どうせ使えない術式が使えたらーとか考えてたんだろ」
「うぅ…」
さすがパンダ君
「くっだらねぇ」
そう言って来た真希ちゃん
「くだらない…って…」
「私みたいに全く呪力がねぇわけじゃねぇんだ。ないものねだりすんなよ」
あ…そっか
「そう…だね」
「まぁ、無くても困らねぇけどな」
そんな…もの…なのかぁ…?
「私が使っているのは呪具だぞ?この眼鏡も。だからこそここにいることが出来るんじゃねぇか」
あ…そうだ
真希ちゃんもあたしも同じ"御三家"と呼ばれる家の人間だ。ただ同じ御三家でも当主が真希ちゃんの実家である禪院家では、真希ちゃんの父親があたしとお兄ちゃんの実家、五条家はお兄ちゃんが今は当主だ。
「真依だって、同じだろ」
「え…?」
「だから、アイツも同じ高専で京都にいるんだし」
そっか…
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