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夢小説設定
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時間まで、他の生き物を見てお兄ちゃんと一緒にフードコートでおやつを食べた後、お土産売り場に来たあたしたち
どうせならあたしのあの部屋においておけるものがいいなぁ。なんて思いながら、結局ぬいぐるみを買ったあたし
「ぬいぐるみ?」
「うん。可愛いでしょ?」
あたしが持っているのは、イルカとペンギンのぬいぐるみ
「そうねー乃愛が持つと何でも可愛いけど」
そんなことを平気で言って来るお兄ちゃんは、恥ずかしくないのだろうか
でも、自分のものだから自分でお会計をしようとしたらお兄ちゃんにまたもや取られてしまった
「ちょ…っ」
「いいからいいから。こういう時は年上に甘えときなよ」
「ありがとう…」
「それでいいの」
そう言ってくれるお兄ちゃん。きっとお兄ちゃんはあたしが、五条の家で2つの術式と相伝の術式を持って生まれてきたことを散々影で言われてきたあたしに
何も言ってくれず守ってくれなかった両親の代わりともいえるお兄ちゃんだからこそ、こうやってお兄ちゃんとしても、親代わりとしても接してくれる
支払いを終わらせてきたお兄ちゃんは、デカい袋にぬいぐるみが2つ入った袋をあたしに渡してきてくれて
「乃愛ってばぬいぐるみを持ってる姿も可愛いよ」