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夢小説設定
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「行かせるわけがないでしょ。僕や傑がいるのに」
「あらやだ。夏油もいたの忘れていたわ」
傑君…可哀そう
「ふふ。でも歌ちゃんがいたらどこでも楽しそうでいいなぁ」
「あらヤダ。可愛いことを言ってくれるじゃないの」
そう言ってくれた歌ちゃん。でもあたしが言っているのも本当のことだ
「でも、学長も葵君も憲紀君もあたしは苦手だから行かないよ?」
「ザンネン」
そう言ってるくせに、ちっとも残念そうじゃない歌ちゃんの姿
「あ、でも」
そう言ったお兄ちゃん
「何よ?」
「高専に乃愛に会いに来ても本人は、いないからね」
そう言ったお兄ちゃんに対してあんぐりしている歌ちゃん
「ごめんね?」
本当は交流会に出て欲しかったのも知ってる。だけどあの2人から逃げるには抗するしかなかったんだもの
「そう。でもそれは乃愛が決めたことであって、あんたが決めたわけではないんでしょ」
「当り前」
「ならそれでいいじゃない。呪術師全員が全員高専に通ってるとは限らないわよ」
そう言ってくれた歌ちゃんは、お姉ちゃんのようで
「歌ちゃんの妹がよかったなぁ」
「もしくは、娘でしょ」
「そうだね」