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夢小説設定
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「さ、あのバカが帰ってくる前に頂きましょ。喜久福のお饅頭」
「そうだね」
「乃愛は何にしたの?」
「あたし?抹茶とほうじ茶」
「あら。いいわね」
「でしょー」
お兄ちゃんの好きなずんだ生クリームも美味しいけどあたしはそこまでずんだが好きなわけじゃない
1個ずつ取って、食べ始めたタイミングで帳が下りたところを見ると
「なぁんだ。もう終わっちゃった」
「本当」
早い事とか言いつつも、喜久福の抹茶を食べている歌ちゃん
「お待たせ」
「お疲れ様」
ヒョイッとあたしをお兄ちゃんのヒザ上に座らせられた後お兄ちゃんも抹茶を食べ始めた
「あ、これもうまいね」
なのに、ずんだに戻る理由がよく分からない
「あ、歌姫ー」
「何よ?」
「報告書。どうしようか」
「いいわよ。私の名前で書くから」
そう言って立ち上がった歌ちゃん
「乃愛」
「んー?」
「東京校がイヤになったらいつでも京都へいらっしゃい」
「えー楽巖寺学長苦手なんだよなぁ」
「あんたにも苦手なものがあるのね」
「分かってて聞いたくせに」
そう言った後
「そうね。でも私は乃愛だったら歓迎するわ。いくらこのバカの妹であっても」
「そっか」