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夢小説設定
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そんな中、あたしの持っていたポータブルテレビから議長の演説が始まったことを映像で理解できる
「皆さん、私はプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルです。我等プラントと地球の方々との戦争状態が解決しておらぬ中、突然このようなメッセージをお送りすることをお許しください。ですがお願いです。どうか聞いていただきたいのです」
聞いてほしい…ね
彼らはきっと、デュランダル議長の言葉を信じるのでしょうけど
あーだ、こーだ。言っている議長の言葉なんて入ってくるはずなんてない
「この巨大破壊兵器は何の勧告もなしに突如攻撃を始め、逃げる間もない住民ごと3都市を焼き払い尚も侵攻しました。」
確かに、何の勧告も無く急に攻撃を始めたのは紛れもなく連合でセイラン派のオーブ軍だ
「我々はすぐさまこれの阻止と防衛戦を行いましたが、残念ながら多くの犠牲を出す結果となりました。侵攻したのは地球軍、されたのは地球の都市です」
「「!?」」
驚いている彼らとは対照的にあまり驚きもしないあたしは、やはりどこまでも軍人なのだろうけど
「何故こんなことになったのか。連合側の目的はザフトの支配からの地域の解放ということですが」
地域の開放?連合がそんな生ぬるいことをするはずがない
「これが解放なのでしょうか?こうして住民を都市ごと焼き払うことが!」
それは、あたしも、いや、あたしたちもそう思っているけど
「確かに我々の軍は連合のやり方に異を唱えその同盟国であるユーラシアからの分離、独立を果たそうとする人々を人道的な立場からも支援してきました。
こんな得るもののないただ戦うばかりの日々に終わりを告げ自分たちの平和な暮らしを取り戻したいと」
それは何時の世だって同じことが言えるだろうけど
「やっぱ、すげぇな」
「あぁ。別次元の人間じゃと言うのに、こうやって見ておるやつは見てるもんじゃのぉ」
そう言っている仁王君に桑原君
「戦場になど行かず、ただ愛する者達とありたいと。そう願う人々を我々は支援しました」
支援…ね…
オーブの軍事利用を使ったまま何を言っているんだか