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夢小説設定
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皆がミネルバに戻って行く中
「アスラン?」
「キミに1つ聞きたいことがある」
あたしに聞きたいこと?
「何?」
「ノアはもし…いやもうすでに始まっているのか」
「何がよ」
「オーブで…オーブからキミに支援要請が入った時ノアならどうする」
「どうするも、こうするもないでしょう?今はこんなにも平和な国にいるけど。もしもカガリやラミアス艦長たちにアークエンジェルなり、エターナルに乗れとそう言われるのならあたしは、迷わず乗り込むわ」
「家族を失ってでもか」
家族…ね
「あたしの父親はトダカ一佐とウズミ様よ。ウズミ様があの時マスドライバー施設を破壊した時に亡くなったのはまだついこの間のようだったのに。ついこの間トダカ一佐を亡くしているのよ?他に何を失うというの」
「それは」
「何もないでしょ。家だって、ユニウスセブンの落下でほとんど大破していた。新しい場所を子供たちに与えれば、ラクスの暗殺で壊される。もう、本当にあたしには失う物なんて何もないの」
「あるだろ」
ある?まだあたしに何か残っているとでも言うの?
「イザークがいるじゃないか」
「は?あたしはイザークとはもう別れているし、婚約も破棄しているの。彼とは無関係の状態よ」
「それでも、話し合うべきなんじゃないのか」
「話し合う?その言葉をアスランが使うのね。カガリやキラの言葉を無視しているあなたが」
「…」
「もう皆乗り終わっているわよ」
「あぁ」
「次はここを開けることはないわ。それだけは理解をしておいてもらう」
「そうか」
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