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夢小説設定
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「それと先ほど。ミネルバを見て欲しいとの連絡も入っていてね」
「「!?」」
そのあたしの言葉に驚きを隠せていないアークエンジェルのクルー
「先刻にカガリを乗せて戻ってきてくれた船。ということもあって、今回だけ整備をすることにしているわ」
「そう…」
「大丈夫よ。ここの整備班はバカな連中ではないわ。アークエンジェルがこの領域を出るまではこの中には入れさせるつもりはないもの」
「いいのか?」
「そんな事出来るの?」
「まぁ、本当はいけない事だろうけど。でもそれでも。今はこの船もフリーダムも失う訳には行かない。そして代表であるカガリまでこんな場所で失う訳には行かないの」
「えぇ」
「そうだね」
「だから。急で申し訳ないけど、アークエンジェルには今から出向してもらう。補給も十分にしてあるし、整備も出来るでしょう。
あとは無事にオーブへ戻ってくれることを期待しているわ」
「あぁ」
「分かった」
「それまで、カガリの事よろしくお願いします」
そう頭を下げたあたしに
「頭を上げて頂戴。ノアさんだってカガリさんと同じくらい大切な人だってこと。忘れないでね」
ラミアス艦長…
「ありがとう。お気をつけて」
船を降りると、アームから全て取り外されゆっくりと動き出したアークエンジェル。
これで暫くはまた海中での生活になってしまうかもしれないけど
あたしもカガリやキラ達に会えたことを少なからず安心できている自分がいる
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