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「もしも…」
1年でも2年でも先でも迎えに来てくれていたのなら、こんな思いをすることも無くなっていたと言うのに
「もしも?」
「迎えに来てくれていたのなら、あたしの考えも変わっていたのかもしれないわ」
「!?」
「ノア。キラ、あんまり外にいると風邪をひくぞ」
「あぁうん。ノアそろそろ中に行こう。このままではノアが風邪をひいちゃう」
「あ、うん」
彼らに背を向けた途端
「乃愛!」
「!?」
まだ、あたしをそう呼ぶの?
「キラごめん。先に戻ってて」
「え?」
「ちゃんとに話し合わなくちゃいけないのかもしれない」
本当は話すつもりなんてないのだけれど
「分かった。でも早めに戻っておいで」
「分かった。ありがとう」
キラが戻って行ったのを確認するとあたしは彼らの傍に戻って行く
「本当に嫌になる。あなた達のそうやって呼ぶときの"悪い癖"」
「悪い癖だと」
「分かっていないのね。そうやって大きな声で威圧的に呼ぶの」
「「!?」」
「何?赤也君もこの人たちと暮らしていてそんな事も分からなかった。そんなことないわよね」
「いや。俺はこれが普通だったから」
普通だから分からなかった。そう言うこと?
「馬鹿じゃないの?」