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夢小説設定
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「カガリ様。皆さんも」
「どうした」
「議長と例の彼女の」
例の彼女。それは議長の傍にいるラクス・クラインということなのだろう
「はぁ…」
今はそんなの聞く気にもなれない。慣れないのだけれどきっとこれは聞かなくてはならない
「各員、聞いておいて」
「はっ」
「ノア」
「大丈夫割り切っているつもりよ。あたしはこれでも」
「そう?」
「でもね。キラ」
「ん?」
「あたしの親はここで実の両親がいたとしても、それでも認めることなんて出来ないわ。
オーブに置いて行かれたことも事実なのだから。幼かったあたしをただ1人置いてここに帰っていている。それだけが真実
そして、そんなあたしを見捨てないでいてくれたのはオーブで、お父さんだけなの。あの人たちじゃない」
「そっか」
自室のテレビをつけると、議長と女の子の2人の姿
「これだけ聞いていればいい指導者。良き国際的なプラントのお姫様と言った所だろうな」
「えぇ」
「だがそれだけだ。本物のラクスの暗殺の事を聞くまでは良い指導者と思っていたのに、残念で仕方がない」
「そう…ね…」
「このまま進めば世界はやがて認めぬ者同士が際限なく争うばかりのものとなる。ってウズミ様が言っていたけど、あの時も今も同じことなのかもしれないわね」
「あぁ」
「認めぬ者同士って一体誰の事なんだろうね」
「…」