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夢小説設定
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「激ダサじゃねーか」
「切原」
「柳君たちの知り合い?」
「おいおい」
「マジで」
「氷帝学園を知らねぇの!?」
何それ
「悪いが彼女は何も知らないぞ。なんせ帰国子女だからな」
そう言った柳君の言葉に驚きを隠せていない彼ら
「ただ、住んでいた場所が場所でな。彼女の住んでいた場所で義理の父親が亡くなったのだ。帰してやってはくれないか」
「それを早く言いやがれ」
ぱっと手を離した俺様な男の人
「ありがとう。じゃあこれで」
走って立海から出ると
「随分と変わった女だな」
「しかも氷帝を知らなかったみたいだしな」
「彼女は本物の帰国子女だぞ。ただ戦場国で育った。ということ以外は俺達と何の変りもない」
「それと彼女は
「マジかよ」
「アイツあんなキレイなねーちゃんいたのかよ」
「最近分かった事なんだ」
「彼女は血縁関係上と言っていたけどね」
「どういう意味だC~」
「彼女は認めていないんだよ。本当の姉弟だと赤也の両親を本当の両親だと」
「!?」
軍基地に戻ると心配そうな顔をしている軍基地の皆
「大丈夫よ。皆は持ち場についていて」
「はっ」
本当は大丈夫なんかじゃない。養父とはいえ父が亡くなったんだ
「ノアさん」
「はい?」
「アークエンジェルを入れるぞ」
「分かったわ」
外に出ると、すでに入港シークエンスを開始していて止まったアークエンジェルからは
「ノア」
「カガリっ」
「ノア」
「キラもラミアス艦長も。今までお疲れさまでした」
その後から出てきたのは
「アマギ一尉たちもお父さんたちとよくあそこまで。ありがとう」
「いえ…本来なら私も残るべきはずの人間。なのにトダカ一佐は」
「きっとあなた達の想いを背負って亡くなったのね。誰よりもクルー想いの父だったから。指揮をとる。最前線に立つって言うのは、あの船のクルー全員の命を預かっているのも同じだもの。
お父さんは、あんな最中でもあなた達の命を優先してくれている。自慢の父だわ」
「ノア」
「キラ?」
「泣いてもいいんだよ」
え?
「もう、ずっと我慢してたんだろう?ウズミさんが亡くなった1年半前の時もトダカさんが亡くなった今もノアが平気なわけないじゃないか」
「…っ」
キラはやっぱりさすがだね
「ぅ…く…」
「ノアも辛いよね。僕も守れなくてごめん」
「うわぁぁぁぁああぁ」
あたしを抱き留めてくれたキラは"ごめん。ごめんね"と繰り返していて
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