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そう言ったあたしの言葉に固まった全員
「じゃあね。あたしは帰るわ」
「おい」
「何よ?」
「何でそんな平気な顔をしていられる」
そう言って来た真田君の顔を叩いたあたし
「平気な顔?あんたは自分の親が自分の目の前で殺されて平気な顔をしていられんの!?
しかもあたしは父親と離れて暮らしてたの!戦場だから仕方がないかもしれない。軍人だから仕方がないかもしれない!
だけどね!自分の目の前で。他の軍人を船から出して全ての責任を背負って父は死んでいったの!」
「切原?」
「それで平気な顔?平然を装っているに決まっているでしょ!?
あたしは……っもう、この世に父と呼べる人はいないのよ!?」
そう言ったあたしの言葉に黙ってしまった真田君
「今のは真田が悪いよ」
「そうだな」
「柳君。暫く学校を休むから、先生にそう言っておいてくれる?」
「あぁ。気を付けて帰れよ」
「ありがとう」
映画鑑賞をする部屋を出て、バッグを取って学校を出るとバカでかいバスから降りて来た人物にぶつかってしまった
「ごめんなさい」
「あーん?ぶつかってきておいてそれだけかよ?女」
「放していただけますか?」
「誰が放すか」
そんなことを言われてすぐ、出てきたのは柳君と真田君に柳生君だ
「真田。随分な手形がついてるじゃねぇか」
「まぁ」
「仕方がなかろう。悪いのは弦一郎で相手の反感を買ってしまったのだから」
「反感?」
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