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「何でってあたしのもう1人の父親の娘だものカガリは。当然あたしはカガリと姉妹の様に育ち、同じ軍人としても育てられてきているし。戦場の悲惨さも知っているわ」
「!?」
「そんな人間を名前で呼ばないわけがないでしょう?」
「まぁ…」
「それはそうだな」
PPPP
「はい?」
「私よ」
ミリアリア?
「何があった?」
何か。ではなく何がと決めたあたしに
「さすがね。ノア」
「あったわけね」
「えぇ。セイランにそそのかされてるオーブ軍が」
!?
「どうかした?」
「クレタに展開してて…」
「そこはまぁあんまり驚かないけど」
「まぁ、ノアが驚くにはこの後のカガリの発言よ?」
「え?」
「ノア」
ミリアリアと変わったらしいカガリが電話に出て来た
「カガリ?」
「タケミカヅチ」
「え…っ」
何で…空母が出てくるの?
「お前には分かるだろ」
「出てるのね?」
「あぁ」
「…っ」
「ノアには酷な現状を報告するかもしれん」
そのカガリの言葉は父の…殉職つまりは死するかもしれないという意味なのだろう
「大丈夫よ。カガリ」
「ノア?」
「きっと、お父さんの事だもの。カガリやアークエンジェルに当たらないようにしてくれるわ。
お父さんが決めた事にあたしは何も言えない。軍人としてということなのかもしれないから」
「そうか」
「悲しくないなんて言ったら、嘘になるわ。あたしを育ててくれたお父さんだもの。この2年で父親を2人とも亡くすなんて誰も思わないでしょうけど」
「…っ」
「でも。悪いのはオーブでもプラントでもザフトでもないから」
「そうか」
切るぞ。そう言ったカガリに
「カガリ。お願いがあるの」
「お願い?」
「父の最期の言葉。聞き逃さないで」
「あぁ。分かった」
そう切ったカガリ
「…っ」
祈るのは、お父さんが無事であってほしいということ。
「切原?」
「何でもないわ」
「何でもないって」
「顔じゃないがのぉ」
やっぱ、顔に出てるのか
「本当に何でもないわ。今はの話だけれど」
「何で」
「今なんだよぃ」
「今なのよ。父が戦場で指揮を執っているのが。何かあれば最後に責任を負うのも指揮を執っている父ということになってしまうわ」
「マジかよ」
「あたしたちはそんなさなかにいるということだもの」