9
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「そうなれば、あたしだって探す気力すら無くすわ。だからこそ、ずっとあたしを気にかけてくれていた2人の父にオーブで軍人として育てて貰った。ある程度の勉学も教わってきているわ」
「そ…んな…」
「あたしは彼を姉弟だと認めることも。彼の両親をあたしの両親と認めることも無いわ」
「そうか」
彼らから離れてクラスに入ると少なからず中にはもう来ていて
「切原さんも意外と早いのね」
「それはどうも」
「でも、切原って1コ下にも切原っているわよね。彼とはどういう関係なの?」
「何が聞きたいの」
「彼が見ず知らずの人間にあそこまでなつく人間じゃない事もあたしたちは知っているわ」
「で?」
「そんな彼が何で急に転校してきたあなたにこんなにもすぐに懐いたのか気になるものよ」
「へぇ」
「へぇ。じゃないわ。気になるでしょ」
赤の他人がそんなことを気にするものなんだ
「血液関係上だけの家族よ」
「は?」
「どういう」
「事よそれ」
「そのままの意味でしょう?自分たちがいかに両親やキョウダイに愛されているか分かっていないからすぐにそう言えるのでしょう?」
「な!?」
「あなた達がこうやってここに来れるのはご家族がちゃんとにあなた達を愛してくれているからでしょう?
多少の無理や無茶をしてでもこんなデカい歴史のある学校に通わせてもらえているのでしょ」
「切原さんだって」
「あたしは切原君のご家族からは出してもらっていないわ。それに今も言ったでしょう?血縁関係上の姉弟親子だと。あたしの父親は今も最前線で線上にいる軍人だもの」
「「…」」
「それに、この学校のお金も自分で出しているのだから」
「え?」
「嘘…」
「嘘ではないわ」
朝の練習を終わらせたらしい彼らや他の人たちもゾクゾクとこの教室に入ってきている
「切原」
「はい?」
「お前に頼みがあるのだが」
あたしに頼み?嫌な予感しかしないのだけれど
「何ですか」
先生の手の合図に廊下に出たあたし
「お前のいる基地という場所をこの学校の生徒たちにも見て貰いたい」
「無理ですよ」
「ダメ、なのか」
それはそうでしょう
「機密文相やその他諸々見せることのできない者ばかりが置いてあるのですから」
「それには手を付けないと」
「もし、それに手を付ければ、この国でも戦争が起きかねないということ
それを本当にお分かりですか?あたしのように軍で…軍人に育てられればいつ、どうなっても構わないということは想像できるでしょう?
でも、きっと彼らや先生方は違うでしょ。ですから、基地を見える事は出来ないわ」
カガリが…この日本基地に付くまでは