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夢小説設定
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翌日、あたしが同じ切原姓で姉弟だと分かったからか。
名前で呼んでくれと言って来たワカメヘアの赤也君。ご両親は仕事があるとかで朝早くからこの日本基地から出ている
「赤也が、切原と一緒に登校なんて初めてじゃないかい?」
「あぁ」
「しかも、いつもよりも早くねぇ?アイツ」
「切原さんがいるからでしょうか」
なんて言っている幸村君たち
「おはよう。切原」
「おはよう。柳君に皆も」
「俺達はついでみたいだな」
なんて言っているスキンヘッド
「ついで、ではないけれど皆の苗字なんて呼んでたらきりがないもの。桑原君」
「「!?」」
ジャージに着替えてきた彼は
「赤也もすっきりした顔をしているな」
「まぁ昨日検査をしているから無理に身体を動かさない方阿いいけれど。
彼にそれを行った所でどうせあたしの言葉を無視して動かすのでしょう?」
「!?」
「無理をさせなければいいのだな」
「えぇ」
「うむ。では俺達がしっかりと責任をもって見ているとしよう」
「お願いね」
「あぁ」
「じゃが、なんの検査なんかしたんじゃ」
「血縁関係よ」
「血縁関係?」
「あなた達のいうDNA鑑定とほぼ一緒だけれど。まぁ日数もとらないで行える検査なんてそうそうあるわけではないわ」
「まぁ、そうだが」
「でも、軍基地にはそれをできる設備が整っているの」
「「!?」」
「彼とは血縁関係であることが証明されているわ。彼のご両親とも」
「まさか」
「それで調べたとでもいうのか」
「えぇ。それで調べたわ大丈夫よ。DNAを調べるよりはるかに安全な処置をしているわ」
「何?」
「どういう事だ」
「彼を…赤也君を見て分からないの?」
「確かにピンピンしてやがるぜ。赤也の奴」
「確かにのぉ」
そう言っている丸井君に仁王君
「これが答えだということよ。今の彼がその答えだということよ」
「!!」
「じゃあ、あたしはこれで」
「自分の弟の練習すら見て行こうとは思わないのか」
「全く」
そう言ったあたしの言葉に驚きを隠せていないこいつら
「見たって、あたしには関係ないもの」
「関係ないことはないだろう」
「そうだな」
「は?」
そう返事をしたあたしに苦笑いをしているのが数名笑顔の幸村君を除いてだ
「俺や丸井と同じクラスじゃしのぉ。しかも
「血縁関係上はね」
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