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彼らの方に戻ると、皆食べ終わっていたようで
「随分と早いのね」
「そうでもないさ」
「そう」
そう言って来たのは幸村君で
「じゃあ、話しましょうか。両親は知っている国もしくは仕事で行かざるを得なかった国でもいい。それが自分が6~7歳で一緒に連れて行かれてじゃあいざ帰国する時には既に両親は既にその国を立っていました」
「…!!」
「分かった?」
「な、んとなく」
なんとなく…ね
「あたしは両親に7歳のころにオーブに連れて行かれ仕事が終わってすぐ、両親はオーブを抜け出した。そして残されたあたしはたった1人見知らぬ土地に見捨てられたの」
そう言ったあたしの言葉に下を向いている切原君
「10年後の今年17になって軍人として帰って来たあたしにいきなりキョウダイだ。自分たちが本当の親だと言われたらあなた達はどう思う」
「それは」
「複雑な心境ですね」
「そうでしょう?」
「まぁ」
「だけど、両親はあの家に帰ってきてほしい自分たちが本当の親なのだから。自分たちは本当の親子なのだからと言われて素直に帰れると?」
「思わんぜよ」
「だな」
「あぁ」
「帰れねぇっす」
そう言った切原君
「そうでしょう?あたしの言ったことはそう言うことなの」
「で…でも!」
「まぁ、親子だキョウダイだということが知りたいのなら、今日中に調べることも可能よ」
「どういう」
「DNA鑑定をしてもすぐには結果なんて」
「でないでしょうね。でもあたしは軍人でオーブ軍のリストの中に
すべて登録してあるもの。調べることなんてそう難しい事ではないわ」
「!」
「じ…じゃあ!」
そう言って来た切原君。
「だけど、いくら切原君が調べたいからと言ってそう簡単にできないわよ。ご両親にちゃんと説明をして許可を得たらあたしの所へいらっしゃい」
「え…?」
「そしたらいくらでも調べてあげるわ」
「分かったっす」
「その時には、また時間を作るわ」
「うぃっす」
学校を終わらせ、基地に戻って軍の様子などを記録していると
「ノアさん」
「はい?」
「キリハラという親子がノアさんに面会を求めている。ただ、アポイントを取っていないのだが」
そう言った軍基地の人間は不思議そうにしているがお昼に話したことをもう、両親に話してあたしの所に来たという所だろう
「大丈夫。あたしが時間を作ると言っていたのだから仕方がないわ」
「いつの間に」
「彼らをここに通してくれる」
「畏まりました」
どうせ、この中に入るまでに時間がかかるだろう。他の仕事も片付けられるのなら片付けてしまいたい。そう思いながら片付ける事数十分
部屋の呼び鈴より
「例のお客様をお連れ致しました」
「どうぞ」
そこに来たのは紛れもない切原君とご両親で
「乃愛…」
「はぁ…あなた方は下がって大丈夫よ。もう休んで頂戴」
「ですが」
「大丈夫よ。あたしに何かあればすぐに連絡するから」
「はっ」
操作がって言った軍の人間はすぐに自分のいるべき場所に戻ったのだろう
「いらっしゃい」
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