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夢小説設定
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「まぁ、あたしは構わないわよ。例え、両親キョウダイであってもあたしがオーブでオーブ軍の人間であることには変わりはないわ。今までも今も。そしてこれからも」
そう言うと彼らの瞳が揺れていることに気づいた
「何で!」
「何で…ねぇ」
「赤也」
「言ったでしょう?10年も軍人の養父に育てられていたの。それを軍基地に来てこの学校に来て。同じ苗字の人間がいてキョウダイです。って今更言われても、ハイそうですか。ってあの家に帰るなんて思わない事ね」
「…」
「切原まで」
「本当の事よ」
「え?」
「まだ分からない?まぁそれもそうよね。自分たちは親にもキョウダイにも捨てられたことなんてないのだから」
「何が言いたい」
そんなことを言っていると
「席に着けー。切原。あ男の方な。もうクラスに戻れ」
「ウィーッス」
そう言って戻って行った赤也君
オーブも何もなければいいのだけれど
何もないわけがない。今は、ザフトと連合。その連合とも戦っているのだから。カガリもキラもアスランはどうだか分からないけれど。
「切原」
「はい?」
「今の世界の様子はどうなのかを知りたい」
今の世界?
「切原も海外にいたのだろう」
「まぁオーブはそうですね。中立国ということもあります。だから、住んでる人間も様々です」
「住んでる人間というのは」
「プラントでもオーブでもそうですがコーディネイターとナチュラル。そしてそのハーフと言った所です」
「コーディネイター…?」
「えぇ」
軍基地に行けば、オーブとも連絡が取れる。分かりやすく話すことも出来るのだけど
「ナチュラルはあたしやここにいる人間です。コーディネイターとは、遺伝子型どおりの表現型が胚の生育過程で発現しない例が少なからずあったことによって生まれた存在」
そう言うと驚きを隠せない、クラスの人間に教師
「ただし、ナチュラルからコーディネイターを産みたいと思う家族もいる事もまた事実です。
現にナチュラルとコーディネイターの双子の姉弟も存在します。中立国家なだけあってオーブ軍にコーディネイターもいればナチュラルもいます。あたしもその中に入っている人間の1人です」
「ハーフていうのは」
「コーディネイターとナチュラルのハーフ。外見。容姿はほとんどあたし達と変わらない。ただ、普通の人間となにも変わらないわ。ほんの少し他の人間が出来ないことが出来るということだけで」
「「!?」」