7
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「どういう…」
「どういう意味だと聞きたげな顔ね。あなた達も」
「それは」
「それはそうだろう。赤也と同じ苗字の人間だ。赤也が気にならないわけがないだろう」
ふぅん
「でもね。悪いけどこれで本当の両親だというのなら」
「なら?」
「何で訳も分からないオーブという国に行ったというの?そんな国になんであたしを連れて行ったというの」
「!?」
「そしてそんな国にあたしを置いて行ったのは間違いなく両親で。あたしはオーブに捨てられたの両親に。死んでも構わないと思っていたんでしょうね」
「「!?」」
「どういった経緯でオーブに行ったのか分からないけど、オーブであたしを育ててくれた人も軍人よ。オーブという国を守ることが立派だと。
「…」
「分かる?あたしをオーブに捨てた親の事よりも育ててくれた人が親だと認識しているの」
「そんな…」
「だから悪いけど。それだけで、はいそうですか。ってあたしが信じるわけがないでしょう」
「で、でも…!」
でも?
「ならば切原」
「何?」
「ふふ」
「赤也と赤也の両親とDNA鑑定でもすればいいだけの話だろう」
DNA…ね
「そんなので分かるんっすか?柳先輩」
「あぁ。分かるよ。赤也」
「しかも遺伝子検査も出来るしな。今は」
遺伝子…検査…プラントとと同じような事もこの国はやっているのね。
「はぁ…」
「切原?」
「オーブは別に何とも思わないでしょうけど」
「?」
「遺伝子検査なんてオーブやあたし以外のオーブ軍の前では言わない事ね」
「どういう…」
「あなた達の言っているあの議長と議長の傍にいるあの子も遺伝子操作で出来た。と言っておこうかしら」
「「は!?」」
「遺伝子…操作?」
「そんなことまで出来るのか。お前のいる場所は」
「えぇ。そして、あの基地の中にも、少なからずいるわよ」
「!?」
「いるのか」
「えぇ中立国だもの。そう言った人物や軍人がいても可笑しくはないでしょう」
「なるほど」
「だが、高確率で分かると聞いている」
「そうでしょうね」