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翌日、普段通り学校に行くと
「おはよう。切原」
「おはよう」
「大丈夫だったかい?昨日は」
「大丈夫よ」
カガリやラクスたちはどうかは分からないけれど
「何の問題もない。とは言い切れないけど暫くは大丈夫でしょ」
「そうなんだ」
「随分と信用しているんだな」
「そうね。信用も信頼もしているわ。だからこそ向こうだって、ちゃんとあたしの声にも耳を傾けてくれる」
「どういう意味だ」
「そのままの意味よ。オーブには信用も信頼も尊敬も出来る。そんな人間が今はトップに立っているの」
「「トップ?」」
「いずれ分かるわ」
いずれ…ね。分からないに越したことなんてないんでしょうけど
「でもよ」
「ん?」
「昨日連れ戻さなくちゃ行けねぇって言ってなかったか?」
「そう言えば」
「言っていたのぉ」
「大丈夫よ。ちゃんと奪還したもの」
「「奪還」」
「普通の人間が使うような」
「言葉じゃないのぉ」
でしょうね。ほとんど、一般の人間が使うような言葉じゃない
「ただ、いつ招集が掛かるか分からないのも。また事実だわ」
「招集?」
「そう。招集」
「なんで、そんなのがかかるんだい?」
「オーブ…というわけではないけど。今は戦争中だもの」
「「!!」」
「でも、まぁ。その招集が掛かるまでは平気よ」
「本当にそんな国や世界があるんだ」
「えぇあるわよ。まぁ何もなければオーブだってすぐに行ける国だもの」
「「!?」」
「そんな近くにあるのか」
「オーブという国は」
「あるわよ。小さい島国のような国だもの」
「へぇ」
「まぁ、今は状況が状況で行けないけど」
「状況?」
「言ったでしょう?戦争中だと」
あたしの言葉に驚きを隠せていないクラスの人間。そんな話をしているときだった
「赤也じゃん」
「本当じゃの」
クラスまで来た赤也君
「おはよう。赤也」
「いつもよりも幾分早いな」
いつもより?
「乃愛先輩」
「何?」
「これを。親が持って行けば分かるって」
そう、持ってきたのは戸籍謄本で
「これは」
「戸籍謄本だな」
「これに」
渡されてきた戸籍謄本には、確かにあたしの名前や生年月日が記されている
「はぁ…」
「切原?」
「これで?」
「え?」
「これで、何を信じろと?この戸籍謄本のこの人物があたしだと?」
「10年前。捜索願も出てるって」
捜索願ね…
「出す必要なんてなかったでしょうに」
「え?」
「どういう」
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