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「そういや、お前私服で良くここまで来たな」
「分かっているでしょ。お義父様たちに手を合わせて来たわ」
「そうか」
そう言って顔を背けたカガリ
「辛いな。あたしもお前も」
「仕方がないじゃない。あれだけの戦争であれだけの情勢下に仕立て上げたのは紛れもなくセイランなのだから。悪いのはカガリじゃないわ」
「そうか。明日には帰るんだろ?」
「えぇ。いつまでもここにいると余計に辛くなるもの。お義父様の事もお父さんの事も」
「…」
国を守るための自決だったとはいえ寂しさだけがここにいれば募っていく
「きっと、あたしはもうオーブには帰ってこないわ」
「「!?」」
そう言ったあたしの言葉に驚きを隠せていない皆
「本当にそのつもりなのか?」
「えぇオーブ軍を抜けるわけではないわ。日本の基地にはいるし、カガリとも連絡を取ろうと思えばいつでもとれる環境にいる
だけどオーブに入ってこの現状を見るたびにお父さんが亡くなったのを思うのも、あたしにはきっともう耐える事は出来ない」
「そうか」
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