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夢小説設定
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孤児院の先生に引っ付いている子供たちはあたしもよく知っている子供たちだ
「少し話しても?」
「構いませんが」
隅っこにいる彼女たちのそばに行くとビクビクしながらここにいるのがよく分かる
「大丈夫よ。あたしも彼らもあなた方に手も出さないし、危害を加えるつもりはないわ」
「嘘だっ」
嘘?
「そう言って私たちを軍に入れようとするんだろ!?」
「!!」
「連合にいた奴らは私たちでもいい駒になるってそう言った!」
駒…ね…
「まるであの時のカガリと同じことを言うのね」
「「カガリ…さま?」」
「えぇでも大丈夫。あたしも彼もそしてカガリもこの国も連合のモノではないわ。だからあなた達が連合に行くことも連合で駒にされる事もないわ」
「本当?」
「えぇ。本当よ」
その為の軍で、あたしたち軍人はここにいる民間人全てと子供たちに何不自由なく過ごせるようにしなくてはいけない
「先生。あたしが送った洋服は足りている?」
「はい。ですが流石にサイズが小さい子もいるようで」
なるほど。大きいサイズのも買っておいた方がいいという訳ね
「分かりました。用意が出来たらすぐにここに送るように手配いたします」
「宜しいのですか?ノアさんにだってご自分の生活がございましょう?」
「いいのですあたしは2の次で。まずはここにいる人たちが安心できる生活基盤を作らねばいけないのです。連合のように子供たちを駒として使われないように子供たちらしく、自由にノビノビと生活をそれはお義父様も同じことを言っていたでしょう?」
「はい」
「それは、今のこの世も同じことなのです。あたし達が子供の未来まで奪っていい理由にはならないのですから」
「そうですわね」
「「!?」」
そう声の方を向くと
「ラクス様だ」
「「ラクス」」