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外に出れば、未だに立海の彼らが基地の外側にいて
「まだ、いたのね」
「話が終わっていないからな」
「あたしは終わらせたつもりでいたのだけれど」
「それは貴様だけであろう」
貴様…呼ばわりね
「どう行った経緯でオーブに行ったかは知らない。それは現国家元首ですら同じことを言っているわ」
「!?」
「それに考えたことある?」
「何を」
「考えたことがあるだと言いたい」
平和なこんな国だからこそ彼らは考えたことがないのか
「言ったでしょう?捨てられたことのないあなた達が、じゃあ、自分の親に捨てられ、生活をしたことのない国で見慣れない戦争のある軍事国家の国に捨てられてみたら」
「!?」
「軍事…国家…?」
「えぇ」
「そんな事、考えたことも無かったな」
「戦争など、無縁な所にいるということなのだろう」
「そうね。ここはそう言う国ね。
でも、平和を願っていてもそうならない国もあるということよ」
「…っ」
「あたしはそう言う国にいるということ。もう遅いわ。
帰った方がいいんじゃない?自分たちを"待ってくれている家族"がいるでしょう」
「あ…あぁ」