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夢小説設定
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「無知と」
「欲望…?」
そんなわけないでしょう?
無知なのは、議長なのではないのかなんて思っていると
「議長…」
なんて小さく言っているアスランの姿もあって
「地を離れて宇宙を駈けその肉体の能力様々な秘密までをも手に入れた今でも人は未だに人を解らず自分を知らず明日が見えないその不安。同等に、いやより多くより豊にと飽くなき欲望に限りなく伸ばされる手。それが今の私達です。争いの種、問題は全てそこにある!」
「な…何を…」
「だがそれももう終わりにする時が来ました。終わりに出来る時が。我々は最早その全てを克服する方法を得たのです。全ての答えは皆が自信の中に既に持っている!」
「議長…」
「それによって人を知り自分を知り明日を知るこれこそが繰り返される悲劇を止める唯一の方法です。私は人類存亡を賭けた最後の防衛策としてデスティニープランの導入実行を、今ここに宣言いたします!」
デスティニープラン…か
議長の演説後
「ノア?出せるの?」
「あの議長のことだもの。口先だけなんかじゃないでしょ?」
「あぁ」
あたしの座っている画面に映し出されたそれを、モニターに映し出すと
“デスティニープランは、我々コーディネイターがこれまでに培ってきた遺伝子工学の全て。また現在の最高水準の技術を以て施行する究極の人類救済システムです”
「はぁ…」
「これってオーブには」
「恐らくすでにカガリや行政府にいる人間は見ているでしょうね。あたしたちがこれを見ているという事はオーブだけじゃない。オーブの基地凡ての人間が見ているということになる」
日本の基地にいる子供達がこれを見ていなければいいのだけれど
「子供たちはどうなるの」
「見ていない。という事を信じたいわ」
「そうですわね」
「こんな事をしても何の意味もないという事。連合のしてきたようなことを子供たちの未来まであたし達が奪う訳には行かない」
“人はその資質の全て。性格知能才能。また重篤な疾病原因の有無の情報も本来体内に持っています。まずそれを明確に知ることが重要です。
今の貴方は不当に扱われているかもしれない。誰もあなた自身すら知らないまま貴重な才能が開花せずにいるのかもしれない。それは人類全体にとっても非常に大きな損失なのです
私たちは自分自身の全てを、其れによって出来ることをまずは知るところから始めましょう。これは貴方の幸福な明日への輝かしい一歩です”
やってくれるわね。此れではあの基地にいる子供たちですら標的にされてしまう