18
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「子供たちの判断に任せるしかないでしょうね」
「「え?」」
「子供の判断に任せるのか」
「えぇ。子供とは言え人間ですもの。あの子たちの意思を尊重しなくてはいけないのかもしれない
オーブにいるのもプラントに行くのもあたしと日本に行くのも、それもまた、子供たちの決める意思。あたし達はそれに従うことしか出来ない」
「そうだな」
「何もできないと嘆いてしまっては子供たちも同じようになってしまう。
日本であの基地で保護したあの子供たちはアークエンジェルが出発してすぐにあたしの目の前で食事を床で食べようとしたわ」
「「!?」」
「そして、こうも言って来たの。働いていないのに食べてもいいのかって」
「そんな事当り前じゃないか」
「なんでそんな事」
「恐らく連合はあんな小さな子供でさえ、軍に入れ軍人として育て上げあんな小さな体で無茶な仕事をさせたんだわ。
血液検査でも酷い栄養失調との報告も受けているし遊ぶこともさせて貰えていなかったらしいから」
「なんて事…」
「あたしは、あの子たちが連合にいるよりもこっちの方が楽しいってそう言った時に泣きたくなったわ」
「泣いていいのよ。連合のやってきたことがそもそもの間違いで
あの子たちがそんな風に扱われちゃ行けないのよ」
「あぁ」
「えぇ」
「きっとまだ地上にはいるのでしょうね。そう言った子供たちが。
そして、ちゃんとした教育もさせてもらえないまま身体だけは大人になり、軍人として育て上げられていく」
「むごいことをする」
「あたしは、日本にいる子供たちにも
ちゃんとした教育を受けさせてあげたい」
「そうね。それがいいわ」
「そしてその過程で、自分たちがどうあるべきか。それを決めるのはあたし達じゃない。子供たちが決めていけばいいだけの話なの」
「そうね」