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夢小説設定
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「悩むことも」
「苦しむことも」
「しなくていい」
「本当にただ生きているだけって」
「それじゃ、まるで」
「「生きた人形」」
そう言っている彼らは下を向いている
「自分に決められた定めの分だけね」
「自分に決められた定めの分だけ?」
「うん」
「そこにおそらく戦いはありません」
「?」
「戦っても無駄だと貴方の定めが無駄だというと皆さんが知って生きるのですから」
「な!?」
「それじゃ本当にただ生きるためだけの人形じゃねぇか!」
そう言っているおかっぱ君
「そうですわね。夢を見る未来を望む。それは全ての命に与えられた生きていくための力です」
「え?」
「そうね。あなた達もテニスという物で夢を見て未来を望んだのでしょう」
「あぁ」
「何を得ようと夢と未来を封じられてしまったら、わたくし達は既に滅びたものとしてただ存在することしかできません」
「!?」
「全ての命は未来を得るために戦うものです。戦ってよいものです」
「あぁ」
「そう言うことだったんだな」
「乃愛」
「ん?」
「お前が言っていたことが本当の事だったのかもしれないな」
「今更なのね」
「だがお前が一緒に行くというのなら無事に帰ってきてほしい」
え?