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夢小説設定
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「しかし、煌も何もないというのも不便ではないのか」
「不便なんて感じたことも無いけど」
「え?」
「何で」
「何が」
「何で、不便も感じないというの」
あぁ、そこから
「寧ろここは多い方なのよ」
「え?」
「あなた達の言う外国で衣食住ちゃんと出来る国は数多くあるわ。でも住むところはあっても、食事も着るものもないところもある。あるところは食事も着るものもあるのに住む場所がないところもある」
「「!?」」
「そんな所…」
「あるのよ」
オーブも、そう言う子供たちがいる。そう言う人たちだっている。だからこそ、そう言う現実もあるのだと知った方がいい
「乃愛」
「はい?」
「オーブという国はどうなのだ」
「そうねオーブはちゃんと衣食住揃っているわ。戦争なんてなければ、食も着るものも、住む場所もちゃんとしていたけどね」
「え?」
何で、そこで疑問に思うのだろう
「戦争で、職がない人たちもいれば、着るものもない人たちだっている。住んでいた思い出の詰まっていた家が無くなってしまった人なんて多くいるのだから
いつどこで、再びオーブが撃たれるか分からない恐怖とオーブにいる人たちは闘っている。攻撃されるのが怖くて国の管轄のシェルターに入っている人たちだって大勢いる」
「な!?」
だから、ここの方があるとそう言ったのに
「戦争中だもの。住むところだって怪しいわ」
「な!?」
「だけど、子供たちにずっとシェルターに居ろって言うことが無理な話でしょう?」
「まぁ」
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