降谷妹松田嫁(別小説夢主)は未来への扉の夢主設定となりますので予めご了承ください
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「あの人たち、日本の警察官だよ?」
あっけらかんと言うと驚いた顔をしていて
「なんなら、ママは生きていた頃に面識があって、クリスとも面識があるからだと思うんだけど」
「なんか凄いわね。アンタのその情報網」
「自分でもそう思う」
ここの寮は基本的に門限までに帰ってくれば自由という基本的にあたしたち自身で決めろと言う習慣らしい
「さて、夕飯はどうしようか」
なんて言ってきたローラとちょっとだけ出て来ていたルナが戻って来て
「お帰りなさい」
「ちょっと大変よ!?」
「何が?」
「さっきのイケメン2人この寮の入り口にいるのよ」
なんで…
「それが、用がある尾はエレナにらしくて」
「あたし?」
「そう。『エレナに会わせてくれ』ってそう言っているのよ」
「うっわぁ」
「面倒くさい」
「面倒なのね?じゃあ軽く何か言って来るわ」
「頼んでもいい?」
「任せて」
そう言ってくれたルナは再び外に出て行ってくれている間に身支度を済ませると
「お待たせ」
「待ってないわ」
にしてもルナが随分と遅い気がする
「もう外に行きましょ」
「そうだね」
外に出るとまだ何かを話している3人の姿
「ルナ!」
「ローラ!エレナも大丈夫そう?」
「薬飲んできた」
「そう?それならいいんだけれど」
あたし的には全然よろしくない情報ばかりだ
「少し俺に時間をくれないか?」
「何故です?」
「君と話してみたくてな」
そう言った諸伏さんはあたしの腕を掴んでいて
「は、放して…っ」
とっさに出てしまった日本語で言ってしまったあたしに
「お前、やっぱり望月だな?」
「ち、ちが…っ」
「違わない」
そう断言した諸伏さんはあたしの腕を掴んだままでいて
「エレナ?」
「悪いな。ゼロ後は任せられるか?」
「仕方がない」
そう言った降谷さんはルナとローラを連れてどこかに行ってしまったようだけれど
寮では下手な事が出来ないからとクリスに連絡を入れると「明日の学校は休ませてあげるから1度スコッチと帰っていらっしゃい」とだけ連絡が来て
「クリスが帰ってきていいって言ってるから帰りましょうか」
「いいのか」
「あたしがいるからでしょうね」
1時間かけて戻ってきた家にはクリスが立って居て
「ただいま」
「お帰りなさい望月」
だけどその目線の先に居るのはあたしじゃない、諸伏さんだ
「全く。2年くらい待てと言ったでしょうに」
「待てる状況じゃなかったんだ」
待てる状況じゃない?そう思っていたけど、あたし達の方を見ていたクリスにため息をついた後
「何も言わないでおくから話をしてきなさい」とだけ言ってきて
「あたしは、話すことなんて…」
「望月にはなくても俺にはある」
あたしの部屋に連れて行かれた部屋は、アイスブルーの色を薄く白寄りにした部屋だ
あたしの部屋も中々に広い部屋でベッドにも
「なんだかベルモットの母親感を本気で観たな」
「そう?これ前に家を出た時に揃えた奴のままですけど」
「は!?この量をあの時の1回で揃えたって言うのか?」
「そうですよ」
ソファーに腰掛けた諸伏さんに逃がすまいと後ろから抱きかかえられている状態で座らされたあたしは
「やっと捕まえられた」
「!?」
「あの時いただろ」
「あの時?」
あの時っていつ?
「スーパー近くのテラス席のあるカフェの近く」
「そう言えば…」
「あの時お前聞いていたんだろ?望月かネグローニを選ぶかって聞かれてた時」
「そうですね」
あの時、エグローニと答えていた諸伏さんの声を聞いちゃったからあたしは、諸伏さんから離れたようなものだ
「あの時、その後の言葉を聞いてなかったお前にもそうだが」
その後の言葉…?
「逃げられるわ、途中で消えたお前を探し出したけど捕まえられなかった」
「そうなんですね」
「そんなお前がホテルに入っていくのが見えて追いかけて捕まえて、話をしようと思ったんだ。けど」
あたしが話を聞く耳を持たなかった…と?
「なぁ知ってるか?」
「何を」
「望月は自分で佐久間望月と名乗っただろ?俺やゼロの前で」
「そうですね」
「でもゼロは佐久間望月と言ったのはあの会話でだけ。ほとんど五十嵐の方の苗字を言っている」
「え?」
「俺だけなんだよ。望月って呼んでるのは。小田切警視長を除いたらな」
あ、そうなんだ
「あの時言ったよな?『なんで来るの』『なんで追いかけてくるの』って」
「そうですね。でも貴方はまだ『ネグローニ』が好きなのでしょう?見つかりました?」
「言っただろ?最初の家出をした時に『もう絶対に放してなんかやらない』って」
確かにそんな事を言っていたような気もするけど
「行動の早いベルモットの事だ。学校にもと思ったらお前がベルモットを連れて行ったのは俺の耳にも入っている。ベルモットから『私と今後はアメリカで暮らすので編入届を出してちょうだい』って言われたと教師たちからは連絡があったが
あの時話していたのはそれ?
「その直後に望月がベルモットと一緒に消えたとなれば行き先はきっとアメリカだとは思っていた」
「そうなんですね」
「あんなメッセージ2度と受け取らないからな」
「え…?」
そう確かにメッセージには『今までお世話になりました。もう2度と会う事も、会いに行くこともない。これでお別れです。探したりしないでください。さようならあたしの初恋の人。そして今までも好きだった人』と打った記憶があるのも、アメリカに行く当日に打ち込んだ記憶もある。
「その前日に俺に盛大な告白をした奴がなぁ?いなくなる当日に分かれのメッセージを送って来るんだから不思議だろ?」
うぅ…
「不思議なもんだよな」
「え?」
「望月がいなくなってからベルモットの言っていた意味が分かった気がする」
「どういう事」
「まずネグローニなんて組織のコードネーム持ちがいないと言っていたのは本当だろう」
「そうですね?」
「チェリーも望月の初恋は俺。そしてネグローニというカクテルのカクテル言葉も初恋。ベルモットが使うとは到底思えない。それとあのホテルにいたのは望月とベルモットだ。ベルモットでなければ望月しかいないという事だ」
「そうですね」
「だから望月やベルモット。ジンやウォッカも『存在しないコードネーム』だと言ったんだろう」
ジンやウォッカにも確認する当たり執着心が凄いんだけどなぁこの人
「で、つい最近帰って来ただろ」
「なんで」
「小田切警視長の家に聞きに行けば何か分かるかと思って行ったんだ」
あ、あの時
「あの時咲姫ちゃんの友人が来ていると言っていたが、その友人は望月だろ?」
「どうしてそう思うんですか」
「声を聴けばわかる」
声を聴けば?
「意味が分からない」
「一緒に生活をしていたんだ。一緒に生活をしていたのに声が聞き取れなくてどうする」
わぁ、この
「あの後ゼロがベルモットに接触しただろ」
「そう言えば電話していましたね。バーボンと言っていたから降谷さんでしょう」
「そうだ」
「ゼロに1つだけと言ったベルモットがアメリカの全寮制の学校に望月が通うとだけ教えたみたいでな。それが望月としてなのか、水柚としてなのか分からなかったが、まさか全く違う名前で通うとは思っても無かった」
「まぁ、そうでしょうね」
「どういう」
「ただ俺には教えるなとベルモットは言っていたようだが、あの時ベルモットに連絡をした時、俺はゼロの隣でその会話を聞いていたからな」
あ、だからあたしがアメリカの全寮制の学校に居るって…
「俺達に見つかれば望月は姿を消すと言ったベルモットの言葉もあって」
だから入り口で声をかけて来た時にあぁ言ったローラとルナの言葉も無視して学生寮の方にまで押しかけて来たって言うの?
「2年は我慢しろと言われたが、流石に俺が耐え切れなくて強行突破しに来た」
「…っ」
「お前が休みの間に1度来ようと思っていたのもベルモットに止められたんだ。仕方がないだろう?」
「正当防衛…」
「お前にそれが言えるのか」
「本当の事だもん」
「なんで一緒に寝てたか。俺の部屋で寝るように言ったか分かってるか?」
「あたしが逃亡しない為?」
「すでにしてるな?」
そうだけど
「ネコみたいなお前を1人にしてはおけなかった」
「ネコ?」
「そうだ」
「そうだ」って言われても
「警戒心が強い所も、自分の気に入った人間を決めるのも猫と同じだろ?だけどな俺にとってはお前が家にいてくれるっていう安心感が欲しい」
「!?」
「俺と一緒にいる時の歩き方も、仕草もお前の眠い時の行動も、寝ているときに自分で体の向きを直すところも、俺の腕の位置を変えている所も猫だろ」
そんな事してたんだ
「そんなお前を見ていたらどうしたって俺がお前を手放せないし、手放そうとも思わない」
「でも…」
「今まで行っていた学校にはベルモットと一緒に来たっていう事ですぐに受理させられてしまっているからな。俺じゃもうどうしようも出来ないしすでにこっちの学校に通っているのなら2年の遠距離くらいならできるだろ」
「え?」
「『好きにさせないで』だっけ。じゃあ」
