降谷妹松田嫁(別小説夢主)は未来への扉の夢主設定となりますので予めご了承ください
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諸伏さんと一緒に食事をしてその後何故か連れて行かされた警察庁。その入り口には降谷さんもいる
「なんでここ?」
「まぁ、ちょっとな」
そう言われて入れられた場所は面会室
あたしも色々と話さなくちゃいけない時なのか。なんて思っていると
「久しぶりじゃねぇかチェリー」
「ウォ…ッカ…」
「ジンの兄貴じゃなくて良かったな」
「どういう事…?」
「お前の両親を殺してお前を組織の中に入れ込んだのはジンの兄貴だからな」
!?
「なんで…」
「さぁな。でもお前の母親が組織の確信をついていた情報を持っていたことは事実だ」
あたしのお母さんが?
「ただその情報が何かまでは俺は聞いちゃいねぇしな」
「そう…なら1つ聞きたい事があるの」
「何だよ」
「なんでウォッカとベルモットはあたしにあそこまで良くしてくれたの」
「お前、ベルモットから何も聞いてないのか」
「何を」
「お前の母親とベルモットが特段贔屓にしてたのはお前も知ってるだろ」
「良く家に来てたから」
「だろうな。お前はベルモットの姪らしいからな」
はい!?
「あたしそんなの聞いたことがない」
「だろうな」
「なんでそんな大事な事隠してたの」
「アイツらが話すつもりは無かったみたいだからな」
「え?」
「お前が連れてくればチェリーにとっての大事な話をすると言うから連れてくれば」
「大事な事だぜ?ベルモットがチェリーにハニトラも夜の仕事もほぼなく組織にとっての必要な情報をコイツに取らせていただろうが」
「確かにそうだったな」
「コイツに殺しは出来ねぇ。それはコイツの両親が光の下で育て過ぎたからにすぎねぇよ」
「じゃあなんであの組織にあたしを入れたの?なんでコードネームまで付けたの」
「それは俺には分からねぇよ。ボスやラムじゃねぇんだから」
椅子から立ち上がったウォッカに
「ま、待って!」
「んだよ?」
「ならなんで組織にいた時にあたしに優しくしたの」
それは降谷さんも諸伏さんも知らなかった事で
「あの組織にいる状態で、『お前には暗闇は似合わない。昼間の方が似合う』だなんて言ったの…っ」
「そんな言葉。覚えてたのか。だけどなチェリーそれは俺の言葉じゃねぇ」
「え?」
ウォッカの言った台詞じゃない?
「それはジンの兄貴が言っていたことだ。その言葉の真意が知りたきゃジンの兄貴に直接聞きな」
それだけ言うと出て行ったウォッカ
「なんでジンがそんな事を言ったんだろ」
「さぁな」
ジンは一切の面会を謝絶。それは取り調べの時にも言っていたそうだ
「この後ジンの取り調べがある。聞いてみるか」
「え?」
「あんなことを言った真意が知りたいのなら聞くには絶好のチャンスだが」
「降谷がするんだろ?ジンの取り調べ」
「あぁ。聞いてみるがアイツの返答に期待をするなよ」
コクリと頷いたあたしを取調室の横にある部屋で見させて貰うと
「お前に早々に聞きたいことが出来た」
「珍しいじゃねぇか」
「『お前には暗闇は似合わない。昼間の方が似合う』チェリーにそれを言った意味はなんだ」
「別に意味なんざねぇよ。ただそれを言ったときのアイツがまだガキだったってことだろ。今もガキだが」
「確かに子供かも知れないが。その子供から両親を奪った理由は」
「アイツの両親…とくに母親は組織の1番触れちゃいけねぇ部分に触れたんだ」
「ベルモットがあの子のおばに当たるという事は」
「知っていた。ベルモットとアイツの母親が姉妹だったこともな。それを隠し通すつったベルモットにも限界だってあるだろうが」
なんて会話が聞こえてきて、シャロンとあたしのお母さんが本当の姉妹だった?
「ただな。忘れんなよ?」
「何をだ」
「ベルモットは日本人じゃねぇ。アメリカの人間。あのガキの母親はハーフだ」
「!?異母姉妹ということか」
「そういうこった。ベルモットからは本来は赤の他人だとも聞いちゃいるが、自分の姪がよほど可愛いと見えた」
「そうか」
「組織の触れちゃいけねぇ部分に触れればどうなるか分からねぇ姉妹でもなかったからな。コードネームを持ったベルモットとコードネームのねぇあの女。組織からすれば切り捨てんのはコードネームのねぇ女の方だ。ベルモットに処分が出来ねぇと判断したラムが俺に直接手を下すように指示してきただけだ」
「それで殺して彼女を組織の中に入れたと言うのか」
「そういうこった」
「あの子の父親迄奪う必要は無かったんじゃないのか」
「残念だな。アイツの父親もコードネームが無かったとはいえ組織の人間。触れちゃいけねぇ部分に触れちゃいねぇとは言え、いつそれに触れるか分からねぇような人間生かしとく理由にはならねぇよ」
そんな事で…お父さんもお母さんもあたしから奪ったの…?
下を向いたあたしに諸伏さんが出る合図をすると同じ公安の人がドアを開けてくれて
「ありがとうございました」
「ん?」
「なんかシャロンがあたしの事を良くしてくれた理由がなんとなく分かった気がします」
「あぁ」
「でもやっぱり寂しいものは寂しいです。殺されなくちゃいけない理由が組織の関係だったとしても」
「そうだな」
取調室から出て来た降谷さんはあたし達を見て、少しだけ驚いた顔をしていて
「やっぱお前生きてやがったのか。ガキ」
「えぇ生きていましたよ。ジン」
「そのツラお前の本当の母親にそっくりだな」
「え?」
あたしのお母さん?
「おい」
そう歩くのを進めるように言った刑事さんを止めた降谷さん
「ですが」
「ジン」
「ウォッカから聞いたからこうして聞いてんだろうが、あの言葉に意味なんざねぇよ。ただお前が組織に入った時にはもう裏の世界なんざ知る事の出来ねぇ顔をしてやがった。ベルモットがお前にハニトラも密輸関係の仕事も夜の仕事もさせなかったのは、お前がアイツの姪だからだ。姪にそんなことはさせないとボスとラムにそう言っていた。お前の保護者は確かにベルモットだ」
「うん」
「だが、会議に連れて行ったときにそこの鼠を見ていたのはベルモットだけじゃねぇ。他の連中も気づいてやがった」
!?
「そんなに分かりやすかったかな」
「十分な」
「今でもどうせ好きなんだろ」
「多分?」
「多分って何だ。まぁスコッチ…そこの鼠共に泣かされたらすぐにベルモットに言うこったな」
「え?」
「アイツは今はお前の母親だからな」
そっか。そう言うことだったんだ。シャロンが公安に取引を持ち掛けると言ったのは
「そうだね」
「じゃあな望月」
「なんで名前…」
いつもコードネームでもなく『ガキ』って言って来るのに
「俺はもうお前に会うつもりがねぇからな」
「そっか」
これで、バイバイ…なんだね?ジン
「ソイツに幸せにしてもらえ。組織のお前の情報を消したベルモットの為にもな」
「うん」
歩きだしたジンを見届けると
「新しい証言があったな」
「あぁ。お前にも聞きたいことだ」
「もう、全部話すよ。それで捕まえるも捕まえないも決めるのは貴方達」
「そうか」
