降谷妹松田嫁(別小説夢主)は未来への扉の夢主設定となりますので予めご了承ください
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「お前」「貴方」「キミ」
なんて皆揃ってため息をついた後あたしの方を見ていて
「警視長と知り合いだったのか」
「あぁ…まぁはい」
「まぁっていう人物じゃないんだけどな」
「諸伏さんはおじ様の娘にも会ったじゃないですか」
「は?」
「どういう事だヒロ」
「いや小田切警視長の娘に会った記憶がないんだけどな」
「じゃあ五十嵐の勘違いだと言うのか」
「いいえ、会っていますよ?だって諸伏さんあたしの通っている学校の門の前にいたじゃないですか」
「そうだな」
「あの時あたしと一緒にいた子覚えてないはずがないですよね」
組織の中からベルモットが名前を消してくれていたのに覚えていたくらいだ
「あぁ」
「まさか」
「そのまさかですよ?彼女が小田切警視長の娘ですから。だからあの時言っていたでしょう?『こちらも出る所に出ましょうか』って咲姫ちゃんのお母さん…つまりおじ様の奥さんは弁護士ですしね」
「マジかよ…」
「因みにあたしと咲姫ちゃんは幼なじみなので」
「俺と降谷みたいじゃないか」
「そうだな」
へー幼なじみなんだこの2人。幼なじみで警察官で潜入捜査官で、公安の刑事さんなんだ
「でも、彼女とベルモットの関係って何かしら」
「警視庁の一般事務に潜入捜査なんてさせる筈がない。そうなると、確かにベルモットとの接点が余計に分からない」
「そして肝心の連絡先を変えられているせいもあって俺達からじゃ連絡は取れない。そして彼女も連絡を取る手段がない」
「本当にそうなのか?」
「何が言いたい」
「娘だと言うのならベルモットが使っていた名前を使う事だって可能だろう」
ハッとしたのは降谷さんたちで
「残念ながら、ベルモットとして使っていた連絡先も本名のシャロンとしての連絡先も消してあるのは諸伏さんたちは知って居ますが」「ほう。だがもう1つ名があっただろ」
「「もう1つ?」」
「それはあたしにその名を公安に売れと言っているようなもの。女優の名前を売るような真似をあたしに出来るとでも?」
「「女優?」」
「そう、シャロン・ヴィンヤードには娘がいる。それは世間一般に知らしめている名がクリス・ヴィンヤードですよ」
「へぇ」
「でも残念ながらあたしはクリスの連絡先を知らない」
「知らないですって?」
「えぇ、知らないですよ。確実に連絡をしてくるとすればシャロンの方です」
なんて話をしていればスマホが光っていて
「今行けば貴方達のお目当ての『ベルモット』に会えるかもしれないですね」
「どいう事だ」
「そのままですよ。それじゃ、あたしは今度こそこれで」
諸伏さんの手を振りほどいて警視庁の入り口に行くと
「全く望月ってば本当に厄介なのに目を付けられているのね」
「そう言わないで」
「本当の事じゃない」
なんて話しているのはさっきまでの渦中人物。シャロン・ヴィンヤードであり、クリス・ヴィンヤードだ
「早く乗りなさい。家まで送るわ」
「ありがと」
丁度よく、諸伏さんや降谷さんたちも来ていて
「「ベルモット!」」
「あらら、見つかっちゃったじゃない」
クスクスと笑っていると
「だってシャロンがあたしに連絡してきたのだってわざとでしょ?」
「何?」
「流石ね。そういう所大好きよ望月」
なんの躊躇もなくバイクにまたがったあたしに
「おい!」
「なんです?」
「『なんです?』じゃない!その女は犯罪者だぞ!」
「それは貴方達からしたら。でも今の私はこの子の母親で保護者」「なんだと」
「私がアメリカに帰ると言っているのにまだ日本に滞在しているのは可愛い愛娘の為。この子がアメリカに戻ると言った時が私がアメリカに帰る時」
そう言ったベルモットに手を回すと
「戻すわけがないだろ」
あたしを引きはがそうとしたのは諸伏さんと降谷さんで
「シャロンー…」
「はいはい」
バイクを拭かせると
「おい!」
「悪いわね。私はもう『ベルモット』じゃないのよ」
「お前なら、諸伏に連絡を寄こした『ネグローニ』っていうコードネームを盛った奴を」
「そうねぇ。そんなコードネームは知らないわ。まぁ私が知らないという事はジンやウォッカも知らないでしょうけど」
「そうか」
「そのカクテルの名前が何だって言うのよ?」
「そのネグローニって奴が俺を救ってくれているんだ」
「あらそう。それなら良かったじゃない」
「何?」
「救ってもらった命なら大切になさい。ただし気づいた時には手遅れの可能性もあるって言うこと。それは忘れない事ね」
諸伏さんと降谷さんの手から力が抜けたと思ったら
「私からの連絡は全てこの子を介して入れるわ。使わないとはいえ『ベルモット』なのか、シャロンとしてかは私が決めるわ」
「おい!」
「それじゃ」
「それ以上の答えは私からはあげないわよ?それにこの子の保護者は私。あまり学校を休ませないで頂戴ね」
うん?
待って?なんで今日学校休んだの知ってるの?
だって緊急連絡先を教えているのはおじ様の名前にしているはずだし
「後でそれは教えてあげるわ望月」
「うん?」
「じゃあね、バーボン、スコッチ」
「おい!」
「早く捕まえないと本当に望月は消えるわよ?スコッチ」
「どういう事?」
「貴方はまだ気づかなくていいわ」
バイクで走り出させたベルモットは迷うことなく家に入ってて
「さすがだね」
「全くよ。連絡をもらい受けるこっちの身にもなりなさい?」
「でも学校の連絡先、シャロンにしてない」
「しているわよ?第1に私になっているわ」
え?
「当り前じゃない」
「ねぇシャロン」
「何よ?」
「あたしの両親って」
「そうね、表向きは警視庁の一般事務。でもね本当は組織の関係者の娘」
「え?」
「組織の中ではなく外部の関係者なのよ。だから言ったでしょ?貴方は私が拾い上げた人間だと」
「そう言っていたけど」
「貴方は既に11年も表の世界で過ごしていたのだから当然でしょうけど」
「そっか」
「その潜っていた諜報員…つまりは貴方の母親は私と組んでいることも多かったのよ」
「そうなの?」
「そうよ?だからこそ、何かあった時にと殺される前日私にあなたの事を全て託して逝ってしまったわ。その日からあなたは私の娘なのよ」
確かにそうかも知れないけど
「でもあたしは『ヴィンヤード』を名乗ってない」
「そうね。まぁ望月はいつかはきっとお嫁に行くでしょう?」
「お嫁!?」
「あら行かないの?スコッチの所に」
「なんで…彼なの!」
「貴方スコッチタイプじゃない。しかも超がつくほどのドストライク」
「そうだけど!そうだけど!」
「なんで『そうだけど』を2回も言うのよ。いいじゃない?私は反対しないわよ?」
「シャ…!?」
「だから私の所に娘としていたとしても、佐久間を使えているでしょ」
「うん」
「本当はもう、偽名なんて使わなくてもいいのだけれど、念には念を入れておきなさい望月」
「そうだね」
キッチンに立っているシャロンを見ているとやっぱりこういう所は母親何だろうと思っているが、シャロンがキッチンに立っていること自体が珍しいのだ
冷蔵庫を開けて第一声がそれで
「何もないじゃない」
「だって買い物に行くつもりだったし。シャロンが来るだなんて知らなかったもの」
「だからって少な過ぎよ。もう少し食べなさい」
「たくさん食べたら太るの」
「もっと太ったっていいのよ。やせ過ぎよ痩せすぎ」
なんて言いながら車の鍵を取ったあたり食べに行くか食材を買い込みに行くか
「どっち?」
「食べに行くに決まってるじゃない。買いこみに行ってもあいつ等がいるのがオチよ」
あ、それは避けたいんだ?なんて思いながら車に乗り込むときっとベルモットが今生活をして居る拠点近くの場所らしく
「ここ等辺は美味しいお店が沢山なのよ」
なんて連れて来てくれた場所は
「あたし、場違い」
「そんなわけないでしょ」
「え?」
「仮にも私の娘なんだから」
「そうだけど」
なんて話した場所は会員制の高級レストランだ
「うぅ…」
ベルモットに頼むと
「仕方ないわね」
コース料理を頼んでくれたベルモットには感謝だ。きっとそういうモノじゃ無ければ、永遠と悩んでいただろう
「さすがシャロン」
シャロンが頼んでくれたコース料理を堪能した後、しっかりと家に送ってくれたシャロンに
「ありがとう」
「いいのよ。ちゃんと戸締りはして寝るのよ?」
「はぁい。お休みなさい」
「お休み、私の可愛いエンジェル」
ドアを閉めて、鍵も閉めると、玄関には知らない靴が2足
「え?」
「やっと帰って来たようだな」
「降谷さん…?それに諸伏さんまで…なんでウチに入っているんですか」
「まぁちょっとな」
ちょっとな?
ちょっとなで、他人の家に転がり込むものですかね。なんて思いながら靴を脱ぐと
「ベルモットの匂いが付いてるな」
「そりゃ、ベルモットと夕食を食べて来ましたからね?ベルモットの運転付きで」
「「は!?」」
「あのベルモットが運転!?」
「なんかすごく失礼なこと考えているようですけど、ベルモットはアメリカではバイクよりも車での移動が主ですからね?」
「マジか」
あたしもアメリカに何回か遊びに言っていた時にベルモットの運転に乗せて貰っていたからなぁ
「まぁあの時からよくFBIには狙われてるなぁくらいでしたけど」
「キミも狙われていたのか」
「そりゃ、組織の女幹部と一緒に居たら狙われるでしょうね。現にあたしは幹部じゃないけどコードネーム持ちの組織の人間ですし」
「確かにそうだったな」
なんて言われていて
「なぁ」
「はい?」
お茶を淹れてテーブルに座ると何故かあたしの隣には諸伏さんが座っていて
「お前は組織でチェリーと言われていたと言っていたな」
「そうですね。組織できっとそうやって長すぎるから嫌だと言ったのはあたしくらいでしょうけど」
「は?」
「言ったでしょう?あたしのコードネームの正式名称は『チェリーブロッサム』キュラソーとブランデーを使ったお酒ですよ」
「そうか」
「ベルモットと出逢ったのは」
「知らないですよ。ただ警視庁を出てから得た情報ですよ。警視庁の事務にいたあたしの両親はコードネームのなかった組織の諜報員として警視庁に入っていたという事ですよ」
「な!?」
「そしてあたしの実母とベルモットが良く組んでいたという事ですけど」
「そうか」
「あたしからしたら実母の顔なんて全く覚えていないので、ベルモットが本当の母親同然なんですよ」
「ベルモットがなぁ」
「そうそう。学校のあたしの保護者の緊急連絡先、ベルモットになっているそうですよ」
「!!」
「なんでそんな重大な報告を!」
「残念。あの場では教えてくれなかった情報なので」
「そうか」
「それなら仕方がないか。で済ませると思うか?」
いや、思ってないですけど
