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夢小説設定
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「車…あるの」
「ある?」
紙袋の中に爆弾があると伝えると
「夢姫、今すぐ離れとけ!」
「「松田君?」」
「松田?」
「「松田さん?」」
刑事さんたちも、それぞれに陣平君の大きな声に反応しているようだけど
「萩原!」
「どうしたんだよ?松田」
「夢姫がヤベェ!」
その声も聞こえて来ていて、きっとこれは電話を切るのを忘れている可能性もあると思っていたのに
「夢姫、いいか?今、すぐに、離れてろ」
そう言われて陣平君の車から離れると、近いのもあってか防護服を着て来たケンちゃんが見ようとしたタイミングでドオンとさっきと同じように爆発が起きていて
「!!」
「!?」
「な、なに!?」
なんて言っている人たちがいて
「夢姫、無事か!?」
「あ、あたしは…でも」
陣平君の車が…と言おうとしたあたしに
「車なんざ新しいの買えばいいし納車まで使えるもんは使うさ」
「でも」
「お前が無事ならそれでいい」
!!
「松田さん!」
「一体…」
高木さんたちも来た目線の先には爆発で黒煙が上がっている陣平君の車だ
「あちゃー…」
「あなたは無事なのね?」
「あ、はい」
ケンちゃんも無事に戻って来てくれて
「どうだった」
「爆弾の種類はプラスチック爆弾。起爆装置は時限式ではなく無線式」
「遠隔操作…って訳か。しかも俺に似せて来た高木を狙い、俺の車まで狙っている当たり、犯人は警察を狙ってんだろうな。夢姫が今日ここに来ることを知ってんのは」
「お兄ちゃんとヒロ君だけ」
「妹馬鹿のあいつ等が出来る筈がねぇからな」
「だろうな」
そう話した陣平君とケンちゃんに
「アイツら?」と首をかしげているのは捜査一課の人たちだ
お兄ちゃんたちは、公安に配属されたのを話しているのは陣平君とケンちゃんだけだと言っていたのはきっとあたしの事もあるからだろう
「コイツの兄貴で俺達の同期の奴だ」
陣平君が話をしている隣で、お兄ちゃんとヒロ君に連絡をすると
「陣平君」
「あ?」
ヒロ君が迎えに来てくれるとメッセージの返信が来ていて、その下には「松田も一緒に連れて帰る」と書かれている
「マジかよ」
「これで帰り一緒だね」
「ハギ、お前の車に乗せろ」
「無理」
「無理言うな」
なんて話をしていると、捜査をそのまま始めると言うことになったらしい。けど犯人は郵便局強盗を逮捕。そしてそのまま仲間も一気に捕まえたと言う話だ
捜査一課の仕事なうえ、陣平君の車は廃車になり、その日のうちに車を見に行くことに
「どうせくんな。っつってもくんだろ」
「行く」
「そう言うと思ったぜ」
「ったく」そう言った陣平君は取り合えず、一度警視庁に戻らないといけないらしく、ようやく来たヒロ君の車に乗って警視庁まで行くと
「夢姫?」
「疲れちゃった」
「あー…まぁそうだろうね」
戻ってきた陣平君に
「車そのまま見に行くんだろ?」
「あぁ」
「どこに見に行くつもり」
「トヨタ」
そう言い切ったという事は次の車に目星をつけているんだろう
「夢姫」
「んー?」
同じ後部座席に座っている陣平君に
「お前どれに乗りたい」
「松田が乗りたいのに乗る訳じゃないんだ?」
「ハリアーも夢姫の希望だ」
「へぇ」
「次も選んでいいの?」
「あぁ」
トヨタの車を見ていると、散々ハリアーに乗っていたせいもあって決めかねていると
「あ、コレかっこいい」
「あ?」
そう見ていたのはクラウンで
「マジかよ…」
トヨタに入って、ヒロ君も見たのは
「あー。ゼロも同じようなの乗ってるじゃん夢姫」
「お兄ちゃんはRX-7。これはクラウンだもん。大分違うよ」
「わーったよ」
「やった!」
中に入ると
「お車をお探しですか?」
「いや、もう決めてんだ」
「おや」
「クラウンを見せてくれ」
「「!?」」
「あの車は」
「アレはコイツのだ」
「さようでしたか」
調べてくれた店員さんに
「ハリアーをお乗りになっているんですね」
「いや」
今日爆破されたことで大破したと伝えていた陣平君は
「成程。ではそれを廃車にしてこちらをという事ですね」
「あぁ」
「同じ型の同じもののハリアーもございますが。それもほぼ新車と同じで」
その店員さんはそんな事を話してくれて
確かに、ハリアーを運転している陣平君もかっこいい。ハリアーを運転している陣平君も好きだ
「お前、大分悩んでんな」
「だって…」
「ならクラウンやめて同じ型のハリアーにすっか」
「いいの?」
「あるってんならそっちのが良いだろ」
そうかもしれないけど
「いいじゃない夢姫」
「新車で松田とドライブしながら帰れるかもしれないんだよ」
「あ!」
「そのハリアーはいつ納車できる」
「色々と点検してからとなりますので最低でも1週間は見て頂けると」
「1週間、我慢できんだろ」
「する」
「じゃあ、それで」
そう再びハリアーに決めた陣平君も一緒に家に帰ってきて
「お帰り」
「ただいま」
「しかしとんだ災難だったね夢姫。事件に巻き込まれるなんて」
「疲れちゃった」
「お前らしいよな」
「どーいう意味」
「そのままだろ?」
「で?俺もこの家ってどういうことだ」
「明日俺も警視庁に行く用事があるから一緒に乗せていくよ。帰りは伊達か萩原に頼んで」
「そういう事か」
「あぁ」
部屋で着替えて、下に降りると
「だけどよ夢姫」
「うん?」
「よく気が付いたな。俺の車の下にあんなもんがあるなんて」
「足元で紙袋みたいな音があって、車の下にあったから電話したの」
「夢姫だから変なものには触らないだろうけど」
「触らないね。確実に」
「でもそれが助かった」
え?
「ハギを呼べって言ったのは間違いなく俺だ。アイツはまがいなりにも爆発処理班で、エースだ」
「そうだけどよ」
「ハギが近くに居るって事は、すぐに処理が出来るだろ」
「そうだな」
なんて言っていたけど結局は爆発をしてしまった事に変わりはなくて
「そう言えば、松田が乗る車なのに、なんで夢姫に選ばせたんだ?」
「そうやって俺を追っかけてくるコイツが面白いんじゃねーか」
キョトンとしたあたしと、陣平君の言っていることの意味が分かったのであろうお兄ちゃんたちは苦笑いをしていて
「手放す気はないんだな」
「手放すって…」
「あるわけねーだろ」
それがよく分かって居ないあたしにとって、お兄ちゃんたちの会話は時々難しくて
「それで手放したらお前らの方がうるせーだろ」
「どうだろうな。俺はヒロでも反対はしないからな」
「へぇそれは意外」
ヒロ君と一緒にキッチンに入ると
「アイツが立ってるの新鮮だな」
「ヒロから料理教わるんだと」
「へぇ」
「ヒロが休みで任務がない時だけな」
「そうかよ」
「簡単な物なら夢姫1人でも作れるよ」
「簡単な物?」
「あぁ。でもほら基本夢姫は俺達がいないときは萩原や松田に頼むだろ」
「そうだな。班長には滅多に頼まねぇだろ」
「だってほらそれは夢姫が班長を怖がるから」
「まだこえーってのかよ」
「トラウマになってるんだろ」
「そうかよ」
