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「明日のオーストラリア戦メンバー7名『チーム竹』を発表すっぞ~」
そう言った監督は
「主将、鬼十次郎!真田弦一郎、幸村精市、遠山金太郎、仁王雅治、不二周助、そして…跡部景吾じゃ!!」
次の試合で出るかもしれない立海生は3名。どう出るかなんてあたしにも全く予想が出来ない
「大事なスイス戦に高校生を温存させたわけか!」
なんて言っていた矢先、乾君と蓮二が戻って来て
「どうした乾、顔が青いぞ」
「柳先輩もなんか変っすよね?」
「何かあった?」
「あぁ。
負けた?
「世界2位のスイスが…負けた…オーストラリアに」
「あのアマデウス選手がいて負けるとは思えない」
「えぇ」
「もしくは出なかったんだろうな。予選だからと温存させた可能性もある」
「夢姫」
「はい?」
「お前のマネージャー力なら調べられるだろう」
「どうかな…見に行ってたりしていれば何か分かるかもしれないけど。ただ1人気になる選手がいる」
「「気になる選手?」」
「うん。ノアって選手」
「ノア?」
「うん。彼はオーストラリアのプレーンと言ってもいい」
「そうですか」
まぁでも明日はあたしも見ているだけだし別にいいかな…
なんて思っていた翌朝
「夢姫」
「おはよう。今日の試合頑張ってね」
「あぁ」
「夢姫に朝からたのんで申し訳ないんだけど」
「あたしに?」
「あぁ」
「これは夢姫にしか頼めない事だからな」
あたしにしか頼めない事…か。なんて思っていたら
「今日のドリンクを作ってくれないか」
「ドリンク?」
「そう。立海にいた時には作ってくれていたじゃないか」
「そりゃまぁマネージャーやってたし」
「で、昨日も赤也に作ったんだろう?」
「うん」
「なら」
ゾクッとしたと思ったら、精市が魔王様を降臨させていて
「分かった。作るよ」
「助かるよ」
ドリンクだけ作って立海生に渡しておくと
「幸村たちはいいなぁ」
「ワイもこのねーちゃんが作ったの飲んでみたいねん」
なんて言って来た不二君と遠山君
「何ら変わらないよ」
「いや、大分違うと思うけど俺達は」
「そうだな」
「仁王は此れを飲むために練習を頑張って居た所もあったみたいだけど」
「へぇそうなんだ」
「あぁ」
これまた嫌な予感
「ワイにも作ってやぁ、越知のねーちゃん」
「そうだね。幸村たちがいいと言っている物なら僕でも飲めそうだ」
嫌な予感的中
「そう言えば跡部君は?」
結局ドリンクは作ってはいるけど、跡部君の姿も雅治の姿もまだ見当たらない
「そう言えば遅いな」
「でも俺が出る事には既に部屋を出ていたみたいだけど」
そうなんだ
「あの2人でダブルス…?」
「どうなんだろうな」
「全く分かんないんだけど…」
「それは俺達にもわからないな。跡部と仁王にしか分からない事なんだろう」
「だね」
「夢姫」
「雅治?おはよう、遅かったね」
「まぁの」
精市たちの持っているドリンクボトルに目がいっている雅治
「雅治も持って行く?」
「そうするとするかの」
「今支度する」
雅治のドリンクボトルに入れている最中に来た跡部君のも一緒に作ると
「仁王は気が気じゃないね」
「どういう意味じゃ」
「夢姫の作るドリンクの味を知っちゃう選手が沢山いるじゃないか」
「仕方ないじゃろ。俺もそこまで作る名とは言わん」
「そうなんだ」
「あぁ」
「はい、お待たせ」
「助かったよ」
「助かる」
「さすがじゃの夢姫」
「どういたしまして」
朝食を食べた後、バスに織り込んで昨日と同じようにマネージャーを迎えに行って試合会場に行くと
「え?」
「越知さんもここで見るんですか?」
「うんそう。でもあたしは何も手を出さないから2人で頑張って」
監督の隣に行くと
「アイツの傍じゃなくていいのかぁ」
「その時になったら行きますよ。彼の所には」
「ほう」
「でも今は日本代表のマネージャーとして、
「好きにしろ」
「え?」
「今、越知さん別の学校の名前言いましたね」
「はい。確かに言っていました」
「彼女たちには昨日の内にテニスの試合記録のコピーを渡しておきましたけど」
「どこまで出来るか分からんからな」
「そうですね」
ダブルス2で出て来たのは精市と弦君で
「えっと、あの2人は…」
きっとまだ選手の顔と名前が一致していないのだろうけど
「夢姫、手伝うなよ」
「え?」
「名前を覚えておかなくちゃ行けねぇのだってマネージャーの仕事の中の1つだろうが」
監督の言うことも一理ある。あるけど…
「後で選手が見る可能性もあるノートだ」
「まぁよく、負けた選手は見てましたよね」
「あぁ。あいつ等はそういう奴等だろう」
「そうですけど…」