9
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
試合会場を出ると、サッカーの代表選手たちも来ていて
「お前たちも見に来ていたのか」
「それは、まぁ」
「夢姫と監督の会話を聞いとったやろ」
「はい」
「本来の監督やコーチ達との距離感はこんなもんだ。むしろもう少し離れてもいいくらいにはな」
「え?」
「お前たちの監督とコーチ。そして俺達の監督とコーチ共の差はそこだ。夢姫がそう易々と行く様な女じゃない事は俺達がよく知って居る。そしてコイツがされたこともあるからだろう。監督もコーチも『何かされたら直ぐに呼び戻す』夢姫にはそう伝えていたらしいからな」
ほー君にも伝えててくれてたんだ監督は
「だからこそ、叩かれそうになった時に夢姫が『叩きたかったら叩けばいい。自分は元居る場所に戻るだけだ』そう言っただろう」
「そう言えばそう言っていたが」
「そんな話が合っただなんて」
「あるに決まって居るでしょう」
背後から聞こえた声は
「黒部コーチ」
「貴方方が夢姫をどう思って居ようが自由です。それは貴方方の監督やコーチも同じことです」
「どういう」
「ですが、我々からしたら夢姫は娘と同じです。夢姫がそちら側から手を上げられそうになったと言われましたが、ですが貴方方の本来のマネージャーは我々から手を上げられたという報告は在りましたか」
「そう言えばなかったな」
「そうです。我々は選手はもちろん、マネージャーである夢姫も彼女たちも同じ選手の中にいる人間で手を上げるなんてことはまずない。それが我々と貴方方にある差です」
「な!?」
コーチ達の後ろにはお兄ちゃん達が揃っている
「夢姫は選手たちの方に行きたいのでしょう」
「さすがですコーチ」
「よいのですよ?彼らの傍に行っても。帰る場所は同じです」
「そうですね。じゃあお兄ちゃんたちの所に行ってますね」
「えぇ。走って行かないように」
「はぁい」
なんて話をしていると
「なんでアイツの言いたいことが」
「分かりますよ。娘の事を分からない父親はいない。逆に夢姫の事を妹だと思っている選手たちからすれば自分たちの妹がなにをしたいのか分からないはずがない。して欲しくない事も知って居る。ということですよ」
なんて言ってくれたコーチには感謝だ
「ただいま」
「お帰り」
「コーチ共は」
「向こうであっちの選手と話をしてる」
「そうか」
宿舎に帰って来たあたしたちに「集合!」と声をかけて来たのはほー君で
「奇跡的にからくもギリシャに勝利したが、1つ間違えれば負けるのは俺達日本だった。世界を甘く見るなと言ったのにまだ分からんようだな」
大石君には無謀な行動とお兄ちゃんを巻き込んだことを言われていて
アツ君も膝の負傷で決勝ラウンドでは使えないと言っていたほー君
「ほー君」
「なんだ」
「大石君に提案したのはあたしだよ」
「何?」
「お兄ちゃんなら、ダブルスの相手の提案くらいなら聞いてくれるだろうって」
「そうか」
「せっかく勝ったのにそんなに言わなくっても…」
なんて言っていた赤也君にゲンコツを食らわせたアツ君
「まぁ平等院君はああ言ったけど、皆さん格上ギリシャ相手によく白星を上げましたね」
「ドイツを始め、スペイン・アメリカ・フランスなどの強豪国も順当に勝っているようです」
「すげぇな」
「今日は夢姫がマネージャーをしましたが、明日からは彼女たちが2試合マネージャーをすることになっています」
「そう言えばそうでしたね」
「ですが彼女たちがマネージャーをしている間、夢姫には何を」
「彼女たちが何処までマネージャーとしてできるのかはまだまだ分かりません。合宿所でのあの行動が実力だと言うのなら其処までとなってしまいます」
「そうですが。それとは」
「ですから夢姫には申し訳ありませんが」
申し訳ない?
「試合は間近で見たいと言う彼女の意見も通してやりたいのはやまやまなのですが」
「そうですね。夢姫には控え選手のいる所にいて貰った方がいいでしょう」
「えぇ…」
「明日のマネージャーの動き次第で最終日は決めようかと思っていたのですが向こうのマネージャーは4名」
「明日と明後日は確実に向こうのマネージャーということになってしまいますね」
「あぁ」
「控えなら部屋にこもって居ようかな」なんて言ったあたしに隣にいたお兄ちゃんに頭をポンとされた後
「監督の隣で見ている分には問題ないだろう」
「それはそうですが」
「控え選手の所になったらこいつは部屋にこもってるぞ」
「それは」
「いただけねぇな」
「だけどよ」
「ならば監督の隣で見せていた方が俺達の目が必ず行き届く」
「その方が無難やな」
「仕方がありませんね」
「部屋に閉じこもられるくらいなら、よろしいですか?監督」
「部屋に閉じこもっている方がよっぽど出す方が大変じゃからな。仕方なかろう」
「ということなので、夢姫」
「はい?」
お兄ちゃんの隣で返事をすると
「明日も監督の隣で試合を見ていただいて構いませんよ」
やったっ