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夢小説設定
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「明後日の予選リーグまでには答えを足帯から少しだけ考えたい」
「いいでしょう」
「そうだな。夢姫にも考える時間が必要だろう。ゆっくり決めればいい」
「ありがとう」
「えぇ」
「じゃあゆっくり休めよ」
「うん、そうする」
部屋の中に入ると
「何の話だ」
「向こうの本戦でのマネージャーの話」
「予選までだって」
「あたしもそのつもりだったんだけど」
「「だったんだけど?」」
「向こうからの要望を監督とコーチは了承してるらしくてね。全線とは言わないとは言っていたけど、本戦になればどうしても」
「あぁ。被ってくる試合もあるだろうな」
「だから悩んでるのもあるけど、自分たちのマネージャーがいるのに何であたしなんだろうって思ってる自分もいる」
「そりゃあ」
「夢姫先輩のマネージャーとしての腕が凄いからじゃないっすか!」
「だが赤也、それもあるがそうなればお前の出る試合に向こうのマネージャーとしてでなくちゃいけない。ということも夢姫にはあるんだよ」
ピタリと止まった赤也に
「やっぱ気づいてなかっただろぃ」
「馬鹿なだけじゃ」
「そう言ってやるな。それでも夢姫が可愛がっていた後輩で俺達のエースだぞ」
「だな」
「夢姫先輩?」
「なんでもない」
皆が疑問に思って居る中
「夢姫」
「精市?」
「俺達にまでまた隠し事かい?」
隠し事…
「精市たちの目はごまかせないね」
「「え?」」
「お兄ちゃん達には考えさせてほしいとは言ってあるの。コーチのしてきたことも考えたら本当は行きたくなんてない。でも選手が頼んできたらってどうしても考えることもある」
「選手にそんなことする奴はいなかったんだな」
「うん。だから明日1日考えて明後日までには」
「やってみればいいじゃないか」
そう言ってくれたのは精市で
「え?」
「夢姫のマネージャーとしての実力は俺達が誰よりも分かってるよ。ただそれがテニスかサッカーかの違いだろう?」
「そうだけど」
「大丈夫。夢姫の腕前は俺達が保証する。自信持ってやっておいで」
「でもそしたら」
「その時はその時さ」
その時はその時…か
「出来る事なら俺達立海生としては夢姫にいて欲しいという気持ちには変わりはない」
「そっか」
「それを踏まえて明日考えればいいのではないか」
「そうする。ありがとう精市」
「構わないよ。夢姫がいてくれるとサボらずやる気を出してくれるのがいるからね」
「確かに」
==
翌日、練習もない選手たちにとってはつかの間の休息と言った所だろう。
あたしはお兄ちゃんの所で静かに読書をしながら昨日の事を考えていて、でもお兄ちゃんが何も言ってこない所を見るとまだ焦っていないのかもしれない。なんて思ってしまう事もあって
「夢姫」
「お兄ちゃん?本を読んでいるのか悩んでいるのか。分かりやすいな」
「え?」
「ページが変わっていない」
!!
「加えて本の内容も入っていないのだろう」
「うん。本戦の事悩んでて。精市たちはやってもいいって言ってくれた。でもどうしてもこっちの試合と被る可能性が」
「ないな」
ない?
「予選リーグがかぶっていないのと同様、本戦も俺達の試合と向こうの試合が被ることはまずない」
「そうなんだ」
「あぁ。だからお前がしたいと言うのなら遠慮なくしてきて構わない」
そう言うことね…
精市が、立海の皆があたしを信じてくれているように、あたしも精市の言葉も信じてみようと思って
「お兄ちゃん」
「なんだ」
「やってみるよ。サッカー本戦のマネージャー」
「そうか」
「うん」
昨日、あの後の言葉を思い出して決めたのは言うまでもない
『皆が皆、夢姫のマネージャーとしての技量を信じていないわけじゃない。跡部や不二、白石だって俺達同様夢姫のマネージャーとしての実力はここに来てから知って居る。でもそれで良いじゃないか。夢姫もそうやって少しずつ他のメンバーの事も知っていけるいい機会になるだろう?』っていう精市の言葉を胸に