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夢小説設定
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野坂君とフリースペースに行くと
「一星君は」
「まずは今は考える時間が必要。だけど君島、越知、跡部。どの家もバックアップに入る。オリオンの手が行かないようにもする。彼の高校もどこに行ってもいいように援護もする」
「それは」
「学校に行きたくても行けない。彼はそう思うでしょう。だからどの家についてもらっても学業だけはしっかりとして欲しいからね」
「ですね。選ぶ高校は」
「一星君に任せる」
「そうですか」
「まぁ、どの家がバックについても、彼の苗字も変わることはないわ」
「え?」
「援助の仕方だって様々よ。容姿に入れてその家の子供としてこれからの生活をさせようとする家だってある。でもこの3家は別にそんなの考えなくても大丈夫だしね」
「そうですね」
「一星君はオリオンで散々な目に遭ってきている。そのケアも今後はして行かなくちゃいけ似合時が来るかもしれない。けどここにいる選手たちなら大丈夫そうね」
「なぜそれが」
「お兄ちゃんが言ってたよ。『一星君はいい仲間に恵まれている』ってね。それが答えでしょう?それ以上の答えはいらない」
「ですね」
「じゃあ、あたしもそろそろ帰るよ。外で待ってくれているアイツの所に」
「え?」
ソワソワと動き出した雅治を見ているのも面白いけどね
「彼は一体」
「あたしの彼氏。アイツは敵に回さない方がいいよ」
「どういう」
「一星君は知ってるけどね」
「一星君は知って居る?」
「えぇ。言い方を変えましょうか。彼らは敵に回さない方がいい」
「どういう」
「テニスのあの選手の中には各学校から選ばれた選手だけが呼ばれている。そして、今回はお兄ちゃん達を含めた昨年までのU-17のメンバーが揃えられている」
「!?」
「味方にいれば心強い。けど敵に回ったら厄介な人たちがそろい踏みなの。現に日本にいて欲しかった選手が2人。1人はドイツに、もう1人はアメリカの代表にいる」
「そうなんですね」
「でもサッカーの代表にはきっとこの先招集が掛かるメンバーはいても別国に行く。なんていう選手はいなさそうだしそこら辺かな、安心してもいいと思ってるのは」
「そうですか」
「さて。うちのお頭は音無さんたちもと言っていたけれど、明日休みなのなら泊ってきていいよ」
「何故です?」
「え?」
「なぜ泊まってきても」
「ならテニスのマネージャーする?この間よりもハードな練習が待ち受けてるけど」
ハード。そう言った事には変わりはない。外にいる雅治は待ちきれなさそうだけど
「そう言えばあの人ずっと練習サボってましたよね」
「でもそこに呼ばれるだけの実力って」
成程、サボってまで実力を見せなかったわけだ
「あるよ。アイツの実力もちゃんとある」
「え?」
「そうね、貴方達がテニスの予選リーグでしっかりアイツのテニスを見るのか」
「どういう」
あ。なんて思っていると外にいる雅治と目が合って
「よくあの人と目を合わせられますね」
「あたし怖いんですけど」
「ちょっと待ってて。アイツ中に入れても平気でしょ」
「何を」
「何もしないよ。アイツただ寒いだけだから」
「「寒いだけ?」」
外にいる雅治を呼んで中に入れると
「全くはようしんしゃい」
「そう言わないの。一応予選リーグまでのマネージャーだっているんだから」
「そうじゃがのう」
「まぁ、予選リーグにはあたしも合流する話は知ってるでしょ」
「言っておったのう」
「あたしがマネをするのは初戦だけだから」
「なんじゃつまらん」
「でも見には行くから」
「随分と」
「信頼しているんですね」
「そりゃ信頼も信用もするじゃろ。中学3年間同じ学校におってコイツとは中学2年の時から付き合っておるしな。柳が言ったじゃろ。俺達が半年で此奴の信用も信頼もしとるのに、今同じ学校にいる奴等がされとらん。まぁ多少はされとるようじゃけ」
「どういう」
「じゃからマネージャーをここに置いて夢姫は帰るって選択をさせたんじゃろ。残り1試合があるからのう。別に向こうに返さなくても戻って来るだろう。そういう夢姫の判断と優しさじゃ」
そんな中
「雅治。そろそろ帰ろうか。うちの大魔王様が降臨しちゃう」
「それは困るけぇの。帰るか」
椅子から立ち上がると
「今日はありがとうございました。色々と話を聞けたこと良かったです」
「そう。じゃあ一星君の事、気にかけてあげて」
「え?」
「明日、練習に参加はするだろうけど、彼のバックアップに着くことも話はしてあるし、色々と悩むこともあるだろうから」
「そうですね」
入り口まで来ると
「越知」
「何?」
「明後日の予選は」
「仕方ないから来るよ。一星君に話したことの結果も聞かなくちゃいけないからね」
「そうか」
スマホには
「これ以上は待たせられないか」
「どういう」
「こっちの話。じゃあまた明後日」
「あの!」
「うん?」
「俺…」
「一星君」
「はい」
「明日練習あるかもしれないけど、めい一杯悩んで、考えて誰かに相談してもいい。明後日の予選リーグにはさっきも言った通り、育人君やお兄ちゃん。それに跡部君も来る。その時に一星君の出した答えを教えて」
「はい」
「何も1日やらなくても」
「それだけ彼には整理する時間が必要なんだよ」
「整理?」
「まぁ色々とね。じゃああたしはこれで」
サッカーの代表宿舎を出ると直ぐに精市に連絡をして
「随分と長いね夢姫」
「いいじゃない。一応こっちのマネージャーも兼務してるんだけどあたし」
「そうだけど、それにしては遅すぎるよ」
「はいはい。これから練習?」
「あぁ。だけど仁王もまだ」
「あたしと一緒だからね」
「そう言うことか。ならゆっくり帰っておいで」
ん?
「1人だと思ってたから遅くて心配してたけど仁王が一緒なら安心だね」
「一匹狼にさせない様には気を付ける」
「そうだね。無事に帰って来てくれるのを待って居るよ」
「練習はしててよ?」
「ふふ。そうするよ」
電話を切ったあたしに
「怒っとるじゃろ」
「ううん。1人だと思って遅すぎるって言って来たんだよ」
「相変わらず心配性じゃのう。幸村も」
「だね。でもそれって中学の時から変わってないなって思ったよ」
「じゃな」