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夢小説設定
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そんな中
「FFIアジア予選も残り2試合と佳境を迎えました!日本はこれまで3戦全勝。この試合に勝てば、本戦出場を一気に引き寄せることが出来ます!」
この試合がカギなのか。サッカー用のノートを取り出すと
「お前、ここ出もしっかりやってたんだな。マネージャー」
「嘘は言わない主義だもん」
「そうだな」
「そんなイナズマジャパンの前に立ちはだかるのはサウジアラビア代表。空中戦を得意としフィジカルの極めて強いその激しさと高さからアラブの火の鳥軍団の異名を持つ強豪です」
「火の鳥だって」
「フェニックスってフツーに言えばいいだけだろ」
「だね」
まだ始まろうとしない試合で
「そういやお前俺達の予選は」
「初戦はマネージャーをすることが確定してるけど、残り2試合も皆の近くで見ることにしてるよ」
「そうか」
「だけどよ?」
「はい?」
「なんで、初戦なんだよ?」
お兄ちゃんを見ると話す気はなさそうで
「お兄ちゃん、あれだけ言ってもいい?」
「プレーには支障ないからな」
皆揃って首をかしげていて
「あたしが初戦のマネをするって言ったのは初戦の主将をあたしが好きだった人がするの。そして、そのメンバーの中にはお兄ちゃんも含まれているしね」
「マジか」
「でもだからと言って」
「そうだね。きっとあたしが言えばコーチも反対なんてしないだろうね。でもマネージャー交代はサッカーもテニスも予選までって去年の段階でもそう言ってた。だけどこれは皆も知らない情報かな」
「俺達も知らない情報?」
「そう。本戦いくつかマネージャーをして欲しいと。そう言われているわ」
「な!?」
「俺達は反対だがな。コイツ自体テニスの方のマネージャーだ。本戦なんて行かせる理由がねぇんだよ」
「そうだよな。音無たちだって何も言われていないんだろ」
「えぇ」
「そうですね。何も言われてはいないですね」
「じゃあ、なんでアイツにはその話が早めに持ち上がるんだよ」
「確かに」
「誰か上層部にお知り合いでもいるのでしょうか」
「いたっけ?」
「いや、いないな」
「いないならどうして」
「それが答えだろ」
なんて話をしていると始まったサッカーの試合
「ほぼ互角の試合をしているのになんで3人がかりで風丸君を狙っているの」
2人がかりで足に当てて来た向こうの選手
「風丸は負傷退場。変わって岩戸が入るようだ」
そんな中続いて吹雪君までもが負傷退場してしまっている
「どうなって居やがる」
「え?」
「急に光ったあの光はなんだ」
「「光?」」
雅治にでもわかるくらいの光だって言うことだ
さて、日本がここからどうするのか。反撃を開始した日本代表が先制をしていて
「彼、向こうの選手に何か言われたね」
「その様だな」
「何言ったか」
「分かる訳ねーだろ」
「だよね」
一星君は何を焦っているんだろうか
「夢姫」
「お兄ちゃん?」
「何か訳アリだなアイツ」
「うん」
育人君が教えてくれたことと何か関係があるんだろうか
「取り合えず最後まで見るか」
お兄ちゃんの目線の先にいたのは育人君で
「いつでも直ぐに動けるって事だね」
「あぁ」
その直後監督の指示で一気に動き出した向こうの選手
「こうも動きが変わるとはね」
「そうだな」
だけど、円堂君は止めていて、その後も後半戦変な動きをしていた一星君は野坂君を庇っていて
「後で話を聞くか」
「え?」
「なんで一星の話を」
「彼から直接話を聞くべき大事な話だからですよ。そう我々がね」
「なんでサッカーとは無関係の」
「無関係だから話せることもある。サッカーじゃない話とかね」
その為でもある。お兄ちゃんと跡部君にしたのは
だけどピーと鳴ったホイッスルの後で倒れこんでしまった一星君
「この試合が終わったら彼を借りる」
「あぁ」
連れられて戻ってきた一星君は動揺を隠せていないような顔をしていて
「光とまた、サッカーがしたかっただけなのに…なんで…誰かを傷つけるような真似までしたのに、光は…光は…」
「君は誰も傷つけていないよ」
「そうね」
「少なくとも、今日の試合ではね」
「そして、一星君自身もね」
はっとした顔をしてあげていて
「そう言うことだ」
「風丸さん?吹雪さん?」
「無事だったんですか?」
「2人の怪我は君のペースを崩すための芝居さ。君が2人を狙うように仕向け、もしラフプレーを受けたら怪我をしたようにするように言ってあったんだよ」
「主演男優賞もののリアルな演技だっただろう?」
「痛がる振りをする特訓、中々楽しめたよ」
そんな特訓までしていたんだ
「それでも俺が誰かを傷つけようとしたことには…」
「僕の事は守ってくれたじゃないか」
「俺には出来なかった」
出来なかった?
「サッカーで命を奪うなんて」
「どっかの誰かさんたちのテニスを見たら危ないかもね」
「だろうな」
「え?」
まぁ予選ではうちは出さないかもしれないけど、スイスに関しては予想できない
「安心して。僕の頭が棄権だと言う話は君を惑わすための嘘だから」
「え?」
それには選手たち全員驚いていて
「僕の体に何も問題はないよ。それに、それでも君が僕を守ってくれたことに変わりはない。ありがとう一星君」
「じゃあ、あたしからも」
「夢姫…さん?」
「この試合が終わったら一星君。あたし達と話をしましょうか」
「え?」
「貴方の事をね」
「!?」
「そういや、弟が病気なんだよな?で手術台を工面してもらうためにオリオンに従っている。そうだよな?お前の弟の手術代、俺が頼んで親父に借りてやるよ」
「え?」
皆はまだ知らないのか
「そんな金、俺には返す当ても」
「お前は今のサッカービジネスの大きさを知らないのか」
「ヒロトの言う通りだ。もし俺達が世界大会で優勝をすれば大会スポンサーから賞金が出る」
「それで手術代は余裕で返せるはずだ」
はぁ、とデカいため息が聞こえたかと思えば
「すっげぇデカいため息が」
「聞こえたでゴス」
「育人君がため息だなんて珍しい」
「全く」
観客席からそのまま降りて来てくれた育人君
「流石だね」
「その必要がないから後で我々と話をしようと言っているのです」
「でも」
「貴方の事は既に調べがついていますよ」
「「えぇ!?」」
「なので、3家と一緒に話しましょうと言っているのです」
「なんで3家に拘るんです?ヒロトの家だって」
「確かに裕福かも知れません。ですが彼を養子に入れられるほどでもない」
「な!?」
「だから今後の事も我々と話をして決めると言うことですよ。君島、越知、そして跡部とね」
「そんな事」
「出来ない事を言うような君島ではない事は知って居る」
「そのための交渉を夢姫にすでにしていますからね」
「「交渉?」」
「そう、交渉です。ですから一星君の素性をすでに夢姫は知って居た。君たちが知るよりも前に」