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夢小説設定
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「越知」
そう呼ばれたのは跡部君で
「明日、俺で本当にいいのか」
「なんで?」
「仁王や立海の奴等だっているじゃねぇか」
まぁ確かにそうなんだけど
「どういう」
「跡部君にお願いしたのは、明日はお兄ちゃんにもついて来てもらうって言うのもあるけど」
「なら先輩だけでも」
「向こうの監督の素性もまだ分かってない。育人君が調べてもよく分からない。そんな人が今の日本の監督をしているの。そしてあのコーチたちがあたし達側の話を聞かないと言うことは」
「選手側に何かあっても金でもみ消す可能性があるってか」
「そう言うこと。現にサッカーの日本代表選手1名は既に負傷しているのも黙認されている」
「!?」
「何があるか分からないから君島の息のかかった病院には入って貰ってはいるけど」
「成程な」
「お兄ちゃんが明日着てくれるのは、今後何かあった時越知の家も動くと言うことを分からせるため」
「だが越知の家だけだと不十分過ぎる。その為の俺か」
「そう言うこと」
「構わねぇぜ」
「ありがとう」
育人君の事だ、お兄ちゃんには既に話しているだろうけど
「夢姫ちゃん?」
「え、あごめん」
「いや大丈夫?ぼーっとしているようだけど」
「ちょっとね…」
皆で顔を見合わせていると
「夢姫」
「お兄ちゃん」
「明日の件、跡部も来るそうだな」
「はい」
「何事も無ければいいが、夢姫が叩かれそうになっている一件もある。十分注意した方がいい」
その言葉に反応をしたのは皆の方で
「それは聞き捨てならないですね」
「そうですね。向こうのマネージャーをこっちのコーチ達は叩こうともせず、選手たちに任せていたと言うのに」
「夢姫の事は叩こうとしただなんて」
「お前たちもそう思うだろう。それもあって今のU-17のキャプテンである跡部にも頼んだと君島は言っていたが」
「そうですか」
「観客席には誰が入って来てもいいとは言っていたが」
「俺達が言っても問題はないと?」
「あぁ」
「夢姫」
「精市?」
明日、何かされそうになったら観客席を見ていていいよ。そう言ってくれた精市はきっと何かを考えているんだろう
「夢姫にとっては悪い事では絶対にないから。それに跡部だっているんだ。夢姫も安心して大丈夫だよ」
そう、なのかな
「夢姫も話したんだろう?氷帝に」
「うん」
「なら、俺達と同じくらい氷帝だって、跡部だって信じたっていいんじゃないか」
そっか、そうだよね…皆はきっとそう思うよね
「真田。きっと夢姫ちゃんは違うんだよ」
「どういうことだ不二」
「話したことは事実なのかもしれない。でもそれで氷帝や跡部を信用する、しないって言うのは夢姫ちゃんの判断だと僕は思うけど」
!?
「幸村や他のメンバーが夢姫ちゃんに何も言わなかったのはまだそこまでちゃんと氷帝を見れていないって言うのもあるのかもしれないね」
「そうだったのか」
「でも藤の言う通りかもしれないけど、夢姫がこうしてここにいられるだけの時間があると言うことは少しは良くなっているのかもしれないな」
「そうなの…かな」
「うん?」
「自分じゃあまり、自覚無いからそう言うことがよく分かんないんだよね」
「そうなんだ」
「そう言えば高校、立海は休んでいるっていう話だけど」
「サッカーのマネージャーの話が去年の内にあったから、今学期だけ星章学園に在籍だけの形では今はいるかな」
「そうなんだ。青学に来ても良かったんだよ?」
その言葉に止まったのは大石君と雅治で
「何言うとるんじゃ不二」
「そ、そうだよ」
「冗談…だよね?」
「まさか。僕は本気だよ。うちのマネージャーもだけどやっぱりマネージャーはさ1人より2人ってなるでしょ」
「それはそうかもだけど」
「馬鹿だなぁ不二」
そう言ってくれたのはブン太で
「ん?」
「夢姫をそうやすやすと離す幸村君と仁王じゃねぇだろぃ」
「というか、夢姫ちゃんの話によく仁王が出てくるのって」
「あいつ等中2の時に付き合い始めてるからな」
「へぇ」
「そうなんだ」
なんだか、普通じゃない空気が流れているけど…
「越知」
「跡部君?」
「今日は早めに休んでおけ」
「え?」
「明日だって早ぇんだろ?」
「そうだけど」
「早めに休んで備えるのだってマネージャーの仕事だろうが」
そんな事、今まで言われたことも無かったなぁ…
「ありがとう。跡部君の言葉に甘えて今日は早めに休むよ」
「それがいいね」
「じゃないと夢姫は何時までも起きてそうだしね」
「それは酷くない?精市」
「本当の事だろ」
雅治が隣に来てくれたことで
「そんじゃ、俺も夢姫連れて戻るとするかの」
「そうしなよ」
「ありがとう、お休みなさい」
「あぁ」
「お休み」
雅治と部屋に戻って来ると
「明日」
「うん?」
「怖かったら幸村の言った通り観客席を見て見んしゃい」
「そう言えば言ってたね」
「幸村たちは何も言わんかったが、俺が観客席に紛れ込むようにはなってるぜよ」
紛れ込む…ということは
「ペテン…しかけてくるんだね」
「あぁ。楽しみにしときんしゃい」
「そうする」
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