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修ちゃんと一緒に歩きながら帰っているときだった
「おや」
「幸村や真田が言ってたの本当の事だったのかよぃ」
「ん?」
「夢姫が立海じゃなくて違うジャージ着て、同じジャージ着た人と一緒に居るって」
あ、そういう事
「諦め」
「何故です?」
「この全国大会が終われば夢姫はまた忙しくなる。それこそ部活にも顔を出せるか分からん」
「!?」
「だって立海の高校に上がんだろ?」
「そうだね…蓮二や精市は知ってることだし、いつまでも隠せるわけじゃないからここで話しちゃおうか」
「何をじゃ」
「そうっすよ!夢姫先輩だって立海の」
「あたしは、立海の高校には上がらない」
その言葉に固まったのは皆の方で
「東京の学校に行こうと思ってる」
「別に立海でもええじゃろ」
「ううん。もうだいぶ前に決めてたことなの。それをはっきりさせたのは関東大会前」
「「そんな…前から…」」
「まぁ関東前から考えてたって言うのはあの2人も知らないけど。卒業までは立海生だからさ」
「さよか」
「高校が落ちたらそのまま立海なんだけど」
そう話したあたしに
『その学校全部落ちろ』そう思った立海男子テニス部の人間である
その日、全国大会のベスト8が出そろった
兜、黒潮、名古屋星徳、氷帝学園、青春学園、不動峰、四天宝寺、そして立海大附属だ
翌日
「夢姫」
「うん?」
「観に行くんか」
「行くよ。お兄ちゃんも行くって言ってたし」
「さよか」
朝ごはんも食べて、お兄ちゃんとサブちゃんの練習が終わるのを待っていると
「すまない、遅くなった」
「大丈夫。まだ試合始まらないだろうし」
「そうか」
お兄ちゃんと歩いて行くと言う話になり
「今日だね。青学と氷帝の試合」
「あぁ、そうだな」
「どう?自分の後輩が久々に全国に名前があるのは」
「さして興味は無い」
やっぱり…
試合会場まで歩いて行くと既に氷帝と叫んでいる部員たちの姿と
すでにコートには行っているのは青学の桃城君と氷帝の忍足君だ
コートの中では桃城君がすでに怪我をしていて
「大丈夫か」
「なんとか」
「無茶だけはするなよ」
「無茶すればすぐ見抜くのはお兄ちゃんでしょう?」
「「夢姫?」」
「え?マジ?夢姫?どこどこ!?」
「誰ですか。その夢姫って人」
「俺達の幼なじみで氷帝の幼稚舎を卒業してる」
「へぇ」
「今は」
「さぁな。俺達にも何も言わなかったしな」
「つーか、見ろよ。先輩も見に来てやがる」
「マジかよ。つーことはアイツ兄貴の陰にまた隠れてやがんのか」
なんて聞こえてくる始末だ
「いいのか、言われたい放題だぞ」
「別にいい」
桃城君と忍足君の試合は忍足君の勝利で終わっている
簡単な処置をしてもらっている様子の桃城君を見たお兄ちゃんは
「夢姫、行けるか」
「部外者だけどいいの?」
「問題ない。昨日の俺達のジャージを見ていればわかるだろう。中学生や学校よりも俺達のいる場所の方が上だと言うことくらい」
まぁそうなんだろうけど
「まぁいいや。行って来る」
青学の方に行くときだった
「夢姫」
「やっぱり、亮君もいたんだね」
「あぁ」
「でも少しだけ待ってて。今は桃城君の手当てが先」
青学の桃城君の方に行くと
「随分と派手にやったようですね」
「昨日の…」
「だけどいいのかい?あの背の高い」
「大丈夫ですよ。お兄ちゃんが言ってくれているので来たんですから」
フェンスに寄りかかっている桃城君の処置を始めると
「随分と手際がいいね」
「まぁそれなりにやってきているので」
「そうなんだ」
「くそっ皆すまねぇ…負けちまいました!」
「まぁ青学も氷帝もお互いに初戦が大事だと思っているようですけど」
「そうだね」
「でも実は別に初戦が大事って訳ではないんですよ」
処置が終わると
「どういう事っすか」
「学校の試合は中学生も高校生もシングルスが3、ダブルスが2。補欠が1。何を落とすと痛いかというとダブルスの方が痛いと思っていますけどね、あたしは」
下を向いている桃城君に
「あたしはどれだけ強い選手でも、負けている姿をたくさん見てきている。そういう場所にいると言う事も事実ですけど」
「うん?」
「負けた人間は強くなる。よくそう言われるでしょう?」
「え?あぁ…」
フフと笑った後に
「あれは負けた自分をちゃんと見て自分自身と向き合う事で強くなれる。ただそれだけの事ですよ」
「マジかよ」
「本当。でもそれに気づいていない。過去の栄光に縋りつこうとしている人たちが負けても悔しいとは思わないでしょう?それは個人でも団体でも同じこと」
「え?」
「昨日の比嘉の選手を相手にした人たちとお兄ちゃんは同じ年ですよ。そして負けたことに何時までも引きづられない。彼らと氷帝学園の差はそこです。そしてきっとこの団体戦、あたしは青学が勝利すると思っていますよ」
「!?」
「じゃ、あたしはこれで」
「待て」
「はい?」
「なんで俺達だと思う」
「お兄ちゃんもあたしも元々は氷帝ですよ」
「!?」
「まぁあたしは中学は氷帝ではないので今の氷帝はどうだか知りませんけど、お兄ちゃんが中学の時は全国でも勝っても負けても引きづらなかったですよ。全国区へ導いたお兄ちゃん。それに胡坐をかいて今の座についているのは紛れもなく今の氷帝学園でしょうから」
「随分と辛辣だな」
「まぁ氷帝でいろいろとあったもので。別にやってきた側がどう思って居ようが自由ですけど、やられた側に恐怖を植え付けたと言う事が事実としてある言う事を忘れていなければ」
「ん?」
まぁ、そこはお兄ちゃんが高等部で扱いているんだろうけど
「上に恵まれた部員って言うのはどこの部活でも無関係の人間には何もしない。祐大君や手塚君が青学を見てちゃんと後輩が育っていると思ってる。立海は嫌でも3年間見て来てるから何も言わなくても分かってるけど」
「え?3年間?って事は俺よりも上?」
「今は中学3年」
「マジか」
コート内では桃城君と海堂君の青学のペアとがっ君と日吉君のペアらしい
「じゃあ、あたしは本当にこれで」
「観ては行かないのか」
「お兄ちゃんの所で観ていますよ」