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「実は今回の大会にはいろんな悪い大人の事情が絡んでいるのです」
「やっぱり、あんたなんか知って居たんだな」
「知っての通りサッカーはビッグエンターテイナービジネスなのです。世界経済を左右するほどに大きい。越知さんが言っていた通り君島や越知に比べればそうでもないですが」
「!?」
「そこに目を付けサッカーを徹底的に管理しようとしている組織があります。それがオリオン財団です」
「それが一星を送り込んできた組織ですか」
「じゃあなんで彼女は」
「彼女はサッカーとは別に行われる世界大会。テニスの方のマネージャーが本業です」
「じゃあ何故」
「同じ時期に行われる世界大会。サッカー協会とテニス協会で選手の育成、マネージャーの育成も含まれているからです。越知さんの帰還は我々の予選大会まで。逆に音無さんたちの方も予選までとなっているようですが」
「じゃあ音無たちが戻ってくるのと同時に」
「いいえ。越知さんの方が先に彼らの元に帰ることになっているのですよ」
「えぇ!?」
何をそんなに驚くんだか
「こっちの予選最終日の夜に戻ることが確約されていますからね」
「マジかよ」
「じゃあ、その間は2人…」
「でも音無さんたちが戻ってこれないのもあるのでそこは選手たちとの交渉次第でしょうね」
「どういう」
「オリオン財団はサッカーにおける経済効果が最大限になるように試合結果をコントロールします。それによってサッカーをより大きなビジネスへと変えているのです」
「サッカーは勝負の世界だ。そんな事出来ねぇだろ」
「そこで動くのがオリオン財団のスパイ選手、オリオンの使途たちです」
オリオンの使途…
「スパイ?」
「はい。彼らはときにチームの味方をし、時に味方のマイナスになる行動をとります。試合結果をオリオン財団が決めたプラン通りに進めていくのです」
「それ、完全に八百長じゃねぇか!」
「つまり今まで不審なプレーをした連中がそのオリオンの使途ってワケですね」
「そういう事です」
警察だとかいろいろ言われているけど
「オリオン財団は巨大な組織。警察ですら抱きこんでいる可能性があります」
「黙って見ているしかないって事ですか」
「このままでは皆が危険な目に合うんですよね」
「可能性はないとは言い切れないわね」
「え?」
「初戦の豪炎寺君の件が実際にそうでしょう」
「確かに…」
「ですから我々はサッカーで彼らと戦うのです」
「サッカーで戦う?」
「彼らがサッカーを支配できなくなれば強引な行動に出てくるでしょう。そうすれば彼らがやっている悪事の動かぬ証拠を手に入れることが出来ます」
動かぬ証拠…ね
「つまり僕らが勝ち進んでいけばオリオンという組織の綻びを炙り出させるとワケですね」
「さすが野坂君、そういう事です」
「んじゃ、一星は俺達の敵ってことで確定だな」
「なら排除で決まりだ」
「監督、いいですね」
ピピとなったあたしのスマホには
「来たわよ。一星君の情報が」
「どういう事だい?」
「さすがは立海の参謀と言った所かしらね」
「さっきの奴か」
「えぇ」
「彼、小さいころにご両親を亡くしていてね。それを引き取った財団。それがオリオンなのよ」
「な!?」
「その時に一緒に乗っていた兄弟が彼にはいてね、病院に着いた時には亡くなってしまったそうよ」
「マジかよ」
「だから一星はオリオンに逆らえなくなった、とそう言うことですか」
「そうみたいね」
「でもなんで越知さんがそんな情報を」
「言ったでしょう、調べたのは立海の参謀」
「可哀そうな事情があったら何をやってもいいのかよ?」
「確かに、それだけで許しちまうのはなぁ」
「貴方達は確かに今までの試合しか見ていないしね」
「どういう」
「これからの彼を見てから決めるのもありなんじゃない」
「これからの一星?」
「そう。これからの一星君をね」
お兄ちゃんが言っていた、今の氷帝の選手はいい表情をしていると。あたしの知って居る氷帝じゃないとまで言わせた人材がいることも確かだ
これからの予選や本線で彼らを見ることにはなるだろうけど
「病気の弟が人質って訳か。だから一星君はオリオン財団の指示に従ってきたわけだね」
「弟…ねアメリカの病院…」
「越知さん?」
「育人君なら何か知ってるかな」
「え?」
「そう言った情報に強いのは育人君だもの」
「なんでそんなに」
「君島は医療関係に強いの」
精市のこれからの治療の事も今はアメリカの帰還で知らべて貰っていると聞いている
「手術台なら募金っていう手だってありますし」
「確かに事情が分かれば打つ手がありそうだね」
「でも大事な事もあるわよ」
「え?」
「確かに、一星君の心を救えるかどうか」
「どういう事」
「僕が見た所、彼は人質を取られて仕方なくやっているようには見えなかった」
「!!」
「彼は自分がやっていることに耐えられず自分自身を悪人だと偽って生きているのかもしれない」
「だったら尚更」
「メンタルは、勢いや熱さだけでどうにもこうにも出来る事じゃない」
「え?」
「なんで」
「そう言えば確かに『少しは信用してもらわないけない』向こうの選手にそう言われていましたが」
「そうね、修ちゃんにはそう貴方達は言われたわね。あたしがなんで地元が東京なのに神奈川にある立海を受験したのかも知らないでしょうけど」
「たしかに」
「でもお兄ちゃんは同じ学校を小学校から高校卒業までエスカレーター式で上がったわ」
「マジか」
「そんな凄い学校があるのかよ、東京には」
「えぇ」