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夢小説設定
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「頭のいい人間なんていくらでもいる。でも頭が良くて頭もキレる人間なんて早々いない」
「な!?」
「蓮二はそういう男だしね。尚且つ面倒見もいいと来た」
「嘘だろ」
「本当」
「お前の言うペテンをしてたやつは何でそうまでしてきた」
「しかも向こうの代表監督に俺達も会っているだと」
キャパオーバーするかと思って言ってなかっただけだけど
「まずテニスの代表監督は日本で、崖の上に上った時にいた人だし」
「あん…あんな…ダラケタ親父がか!?」
「そう。選手を見る目は人一倍あるとあたしは思っているし、ペテンをしてきたアイツはあたしの彼氏だよ」
「はぁ!?」
きっと蓮二が何かを言って一緒に連れて来たんだろうなぁ
「おま…」
「お前…」
「「彼氏がいんのかよ!?」
「え?何、そこに驚くの?」
「まさかさっきの糸目か?」
蓮二?
「んなわけないじゃん。言ったじゃない。ペテンをしてたやつが彼氏だって」
「マジかよ」
「本当。中学3年の関東大会後から付き合い始めてるからもう1年はたってるけどね」
「そんな前から付き合ってんのかよ」
「そうだよ?」
そんなに意外だったかなぁ?立海の皆は何食わぬ顔をしてたけど
「そういや」
「うん?」
「テニスの予選すら連絡が来ていないな」
「一体、いつから始まるんだ?」
「エキシビジョンが終わらないと予選の抽選も始まらないけど」
まずは王者ドイツにどこまで食らいつけるか。そこが要だ
「後でお兄ちゃんに何時がエキシビジョンか聞いてみよ」
「聞いてもいいものなのかよ」
「別に隠す必要が無いしね。エキシビジョンの日程も予選の日程も」
「そうなんですね」
「と言うか、音無さんたちからは何も連絡がないの?」
「いや、こういう日程に関しては何も送ってこないが、日程を送って来てもいいものかも恐らく分かって居ないのかもしれないな」
「だろうね。監督もコーチ達もそうだけど別にそんなの気にもしてられないでしょ」
「そうなのか」
「そうだよ」
エキシビジョン、誰を出して来るかな。なんて想像をしていると
「越知」
「んー?」
「昨日豪炎寺を紹介した病院は」
「君島の息がかかっている病院だと言っていたな」
「言ったわね」
「でもその前にあの予選でなぜあんなことを言った」
あんな事?
「何か言っていましたか?越知さん」
「お前は聞こえていなかったのか、それとも聞いていなかったのか」
「どういう」
「育人君やお兄ちゃんが何も言わなかったのならあたしは何も言うことはない」
「は?」
「それが答え。でもまぁ1つ言うのなら、越知の家も君島の家も敵に回さない事を勧めるわ」
「どういう意味ですかそれは」
「越知惟月。そう聞けばわかる人もいるでしょう」
越知惟月、それは祖父の名前だ。越知グループ総帥の
「越知惟月だと」
「そう」
父は大学教授だけれど、母は越知グループの人間だ
「鬼道さんは何かを知って居るんですか」
「越知惟月は越知グループの総帥の名だ。だがあの人に」
「あの人の子は母です。父は越知の家に婿養子として入ってきた人ですから」
「な!?」
「そしてあたしもお兄ちゃんもその家の人間です」
「マジかよ」
「そんな家の人間だったのかよ」
「えぇ」
本当はあたしも越知の義理の娘であることには変わりはないのだけれど
「だが、そんな人間ならば後を継がなくてはいけないのではないのか」
「あたしもお兄ちゃんも後を継ぐことはない。まぁお爺ちゃんが総帥だからって母が越知グループで働いているからと言って、あたし達兄妹に越知グループで働かせようと強要はしないと言われているわ」
「そうか」
「さて」
今日は確か向こうも休みのはず。さっき聞けばよかったはずなのにね
「連絡連絡…と」
スマホを取り出すと
「本当に聞くつもりか」
「うん」
「日程さえ分かれば見に行けるかもしれないし、逆に見に行けないかもしれない。ただそれだけの話でしょ」
「そうだが」
部屋に戻ってお兄ちゃんに電話をすると
「どうかしたのか夢姫」
「エキシビジョンの日程とメンバーが気になっちゃって」
「そう言うことか」
日程とメンバーをお兄ちゃんから聞くと
「そうなんだ。見に行きたかったな」
「諦めろ。どうせ日本が負ける試合だ」
「そうだろうけど」
それでも見たかったじゃない
「夢姫」
「お兄ちゃん?」
「アイツらには話すのか」
「話さないし、話すつもりもない。けどお爺様の名前は出した」
「そうか。ただ越知の家も君島の家も敵に回さない方がいいとだけは」
「それが賢明だろうな」
「ねぇお兄ちゃん」
「予選リーグの日程は追って連絡をしてやろう」
「ありがとう」
電話を切ったお兄ちゃん