5
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「確かに星章にも通って入るし、星章でサッカー部のマネージャーもしていたけれど」
「だから3年間そのまま」
「残念、しないしするつもりもない」
「どういう」
「まずこの間聞いていた通り他のスポーツでのマネージャーの力量を知りたいと言うことであたしはこっちに、音無さん、木野さん、雷門さんはテニスの方のマネージャーを今はしているわ」
「あぁ」
「でも」
「「でも?」」
「本戦にはお互いいるべき場所に戻ることになっている。あたしはテニスの方に彼女たちは貴方達のいるこのサッカーの代表の方に」
「!!」
「でも3人もいるのに、なんであたしにドリンクを彼らが頼んで来たか知って居る?」
「いや」
「そう言えばさっきすごい量のドリンクを」
「あれで予選分しかないからね」
「は!?」
「きっと彼女たちの作るドリンクが甘すぎるか、作っていないか。まったくもって作らせていないかのどれかに当てはまるだろうけど、どれだけ疲れていても飲むものは呑まないとやっていけないから、作らせないなんてことはまずさせない。ということは彼女たちが選手たちに何かを言われて作っていないか、甘すぎるかの2択だけど、作っていないとなるのは結局作らせて貰っていないのと同じ。だから甘すぎるんだよ、彼女たちの作るドリンクが」
「マジかよ」
「本当」
「あたしが昨日出したドリンク」
「そういやそんな甘くなかったよな」
「あれはスポーツドリンクを水で薄めただけ。甘すぎても動いている選手からすれば脱水を起こさせる危険性もあるからね」
「な!?」
「おや夢姫さん」
「監督?」
「こんな所に顔を出して来るだなんて珍しい」
「いや、テニスの代表監督から連絡が入りましてね」
「「テニスの」」
「代表監督?」
「そんなのいるのかよ」
「三船監督から?」
「日本にいた時、そんな感じしなかったじゃねぇか」
「1度だけ会っているじゃない。監督に」
もっとも、あの時は『監督』じゃなくて『コーチ』と呼ばせていたけれどあたし達にも
「同じドリンクを彼らにも作れと言っているのですが」
マジか…
「面倒だなぁ」
「おいおい」
「そういうのはお兄ちゃん達がいる時に言って来て欲しかったかな」
「おやお兄さんもいらしていたんですか」
「えぇ」
「そう言えばお前の情報は何も出て来ていないんだよな」
「そりゃ、これから先も出すつもりもないし」
知って居る人は知って居る。それだけで十分だ
「まぁいいや。この予選だけ作りますよ。本戦からはあたしはノーマークなので」
「おいおい」
「だがその予選までは俺達のマネージャーだ。なのに何故、向こうが作れと言ったら作る」
「ちゃんとにあたしが作っても大丈夫だと言う人材を連れて来たから」
「どういう」
「まず、育人君とお兄ちゃんが来ている時点でお兄ちゃん世代が全員捨てないと分かって居るのはすでに4年もの付き合いがあるから。そして蓮二もあたしと同じ年で同じ立海生だから捨てないと言うことも知って居る。そして一緒に来ていた赤也は後輩だし、捨てるなんて事もしない。その警戒心の強い赤也が飲めば他の中学生たちも平気で飲むでしょうね」
「マジかよ」
「本当」
「じゃあなんで」
「だからこそ、小学校の時にされてきたことも知ってるからこそそこの中学を勧めて来なかったのはお兄ちゃん。まぁお兄ちゃんはそこの高校に上がってるけど」
「マジか」
「だからこそ自分で色んな学校を見に行って立海に決めたけどね。あの中にいる誰かがまだ高校生でいてくれたって言うのならきっとまた別の学校に行くって言う手段もあっただろうけど」
「どういう」
「簡単に言うとあたし小学校の途中から小学校には通ってない。お兄ちゃんと同じ中学の門をくぐって、お兄ちゃんと一緒にずっと行動してた」
「!?」
すぐそこで聞いているような足音がしていて
「いい?信用も信頼も長く一緒にいるからできている。なんて簡単に思わない方がいい」
「何を」
「長く一緒にいるからと言って、信用も信頼も出来るものじゃない。信用も信頼もお互いに尊重し合わなければ何も意味がないの。立海の皆だって、お兄ちゃん達だってあたしを信用してくれているからあたしだって信用はする。育人君達があたしを妹だと言うようにあたしも育人君達はお兄ちゃんだと思ってる」
「!?」
「お兄ちゃんがあたしにサッカーの日本代表のマネージャーの話をして来た時、『嫌がることは知って居るんだがな』ってお兄ちゃんは言っていた。そして『通ってもらいたい』と星章を勧めて来たのもお兄ちゃん。
あたしが立海を好きで出ていくわけじゃないと言うことは既にお兄ちゃん達は知って居たからこそ、『嫌がることは知って居る』って前置きまでしてくれているの。それだって兄妹だからってそうそう言える言葉じゃない事もあたしは知ってる。兄妹だからこそできる信頼はあるのかもしれないけど、兄妹でもそれが出来るとは限らない」
それを驚いた顔で見ているのは一星君で
「何事にも、信用と信頼がないと成り立つはずがないの。選手とマネージャーって言うのは」
「どういう」
「さっきの赤也が偽物だったとしたらどうする?」
「「偽物?」」
「生きている人間に、しかも選手を偽物扱いするなんて!」
「アイツの異名はそういう所だもの。ただコートじゃなかっただけで」
「でもお前だって」
「最初から気づいてたけどね。ただアイツが解かなかったからそのままでいさせたけど、アイツはペテン師だから」
「「ペテン?」」
「そうペテン師。赤也は正面から来るけどアイツは後ろからだったでしょ」
「そう言えば」
「それだけで気付くものなんだから」
「マジかよ」
スマホの画面にはさっき渡したばかりの雅治へのお守りがちゃんと映っていて
他のお守りも立海の選手たちには渡したと来ている
「本戦で待ってる…ね」
「どういう」
「本戦には彼女たちがここに帰って来る。逆に言えばあたしが向こうに帰るってだけの話」
「マジか」
「本当。そして立海の皆は1年もしないで信用も信頼もさせてくれたけどね」
「な!?」
あの時ばかりは流石に恐ろしくなったけど