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夢小説設定
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暫くして、テニスのU-21のメンバーが決まり、サッカーの方でも予選が始まるタイミングで
同じ日のオーストラリア行きの飛行機に乗り込むことに。まぁ空港内は騒然としているがあたしは大してその騒然さもどうでもよくて
「夢姫」
「精市」
「夢姫も来るんだろう?」
「予選までは彼らと一緒だけどね。本戦までには戻るつもりだよ」
「そうか」
「夢姫」
「雅治」
「アイツらと一緒に行くんじゃろ」
アイツらというのはサッカーの日本代表の事で
「同じ空港だからどっちでもいいとはコーチ達も言ってたけど」
「そんじゃ」
グッとうでを引っ張り上げた雅治に
「おい」
「なんじゃ」
「なんでソイツの腕を」
「だってコイツ(夢姫)と付き合ってんの
「そうっすね」
「どういう」
「一緒に乗るじゃろ」
「乗る、乗るから」
「決まりじゃ」
あたしの腕を引いた雅治に、苦笑いをしている精市たちの姿もあって
「出来れば平穏にオーストラリアまで行きたいんだけどなぁ」
「夢姫が離れんかったら行けるじゃろ」
「離してくんないくせに」
「よぉ分かっとるのぉ」
音無さんたちもどうしていいのか分からないらしく
「同じ空港に降りるので、どちらでも構いませんよ」
そう言ってくれたのは育人君で
「良いんですか」
「えぇ。向こうの空港で此方に戻って来てくだされば結構です」
「アイツもあぁしてるんだ。音無がこっちにいたって問題ねぇだろ」
「そうだな」
なんて言われながらも飛行機の中に乗り込むと
「なぁなぁ」
「どうかしたんか?金ちゃん」
「なんであのねーちゃん仁王のにーちゃんと一緒におるんや?俺らのマネじゃないんやろ」
席に座ったあたし達にそう疑問の声を投げかけて来たのは遠山君で
「確かに、今までの練習とかにも来てなかったしなぁ」
「遠山」
「なんや?」
「まだ教えないでよ?」
「いいじゃねぇか」
「いやだよ。掛け持ちもしたくないんだから」
「「どういう意味や?」」
なんて疑問に思っているようで。時間通りに着いた空港で
「じゃあ、雅治も皆もエキシビジョン頑張ってね」
「あぁ」
「観に来ないのか?」
「サッカーの方の予選があるの。試合さえ被らなかったら、見に行ったんだけど流石に無理な話でしょ」
「そうだな」
「マネージャーとしての実力を見せて来いよ」
「そうする」
下を向いている赤也に
「赤也も頑張って。立海大のエースでしょ」
「うぃっす!」
「夢姫。予選も見には来れないのかい?」
「観に行けたら行こうかと思ってるけど、テニスの試合を観ちゃったらやっぱテニスがいいってなっちゃいそうだから」
「そっか」
あたしが本戦に戻って来るのを知ってるのは立海のメンバーと各学校の部長、それとU-22のお兄ちゃんを含めた10名だけ。あとの皆はそれも知らないでいる
「ただ」
「ただ?」
「テニスとサッカーの予選が被らないようにしているって言うのは聞いてはいるけど、どういうふうにするのかまでは流石にあたしでもわからない」
「そうか」
バスが到着したのを確認すると
「じゃあ皆も頑張ってね」
「お互い様だろ」
「そう思ってくれる人がいてくれるだけでだいぶ違うから」
なんて話をしていると
「そうだ蓮二」
「なんだ」
「予選表出たら教えて」
「珍しいな」
「まぁ、ちょっとね。それに本戦前には彼女たちもこっちに戻さなくちゃいけないでしょ」
「そうだったな。予選と、本戦の日程、トーナメント表が出たら送ってやろう」
「ありがと」
バスに乗り込む皆を見ていると
「夢姫」
「お兄ちゃん?」
「あまりため込むなよ」
「え?」
「無理だと思ったらいつでも見に来ればいい。泊りに来たって文句も言わないからな」
「うん」
でもきっとお兄ちゃん達の事だ。無茶をすればきっとすぐに気づくからなぁ
「予選次第でお兄ちゃんの試合見に行けたらいいなぁって思ってるから」
「そうか。楽しみにしている」
「うん」
お兄ちゃん達の乗ったバスを見送った後、あたしもサッカー代表のバスに乗り込み、宿泊所に来ると
「そう言えば」
「どうかしたのか?」
「さっきの奴等と越知って何を話してたんだ?」
「確かに」
「予選が終わるタイミングの話とテニスの予選の話」
「え?」
エキシビジョンはきっとそう遠くない間には行うだろうけど、やはり世界は強者揃いだ。
ましてや今回はお兄ちゃん達と一緒にU-17の代表メンバーも入れなくてはいけないとなれば尚更だ
「越知?」
「なんでもない」
エキシビジョン、嫌な相手じゃなきゃいいんだけど
「さ、皆は明日から予選だからね。無理のない程度に練習するなりコンディションは整えておいてね」
「そうですねぇ。それがいいかもしれませんね」
なんて話したその日の夜、あたしのスマホにはエキシビジョンの相手がドイツであると言うことが判明。それも明後日だ
予選リーグのトーナメントはそれから決まると蓮二からの連絡が入ってきている
「PSまで付けてくるなんて珍しい」
最後の分には『仁王だけではないが立海のメンバーには今のドリンクが甘すぎて飲めない』との連絡が来ていて
「明後日なら問題ないだろうけど…流石になぁ」
「何を1人スマホを見ながらぼやいてやがる」
「確かに1人でぼやいているのも少々怖いものがあるけど」
「ちょっとね」
「「ん?」」
「明後日の練習、あたし少し遅れる」
「どういう意味だよ!?」
「そのままの意味でしょ」
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