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一緒に来ていた合宿所のサポーターの人たちには
「申し訳ないのですが、比嘉中の行動を注意して見ておいてください」
「え?」
「青学は問題ないでしょうけど」
「なぜ、俺達に問題がないと言い切れるんだい?君は」
「あたしは、貴方達の前の部長である祐大君の事を知っていて、彼からよく青学の話を聞かされているんですよ。『今の青学は自分がいた頃よりもはるかに強い』とね」
「「祐大?」」
「夢姫さん」
「大丈夫。隠すことでもないでしょう?あたしがいつも名前で呼んでいるから聞き馴染みがないですよね。ではこう言えば分かりますか?『大和祐大』と」
「大和部長を知っている人間がいるとは驚き」
「あぁ」
「そんな祐大君が率いてくれていた青学だからこそ、何かがある前にちゃんと自分たちの選手を真っ先に守る。そして自分たちの学校の選手を止めるでしょう?」
「あぁ」
「それだけで十分、青学は問題ないと言えるのですよ。今日の試合青学が勝てたらまた会えるかもしれないですね」
「一体」
育人君の方を見るとそろそろ時間だと言うジェスチャーを送って来てくれている
「自己紹介はまた後日。暫くはこの全国大会を見に来ることになっているので会えたらいいですね」
皆の待って居るバスに乗り込もうとしたときだった
「あわわっ」
後ろから急に手を引かれたと思ったら
「え?雅治?」
しかも立海の皆がそろっている
「もう試合終わったんだ」
「あぁ」
「元々其処までの実力じゃないだろうからな」
「所で」
所で?
「なんでお前はここにいる?マネージャーをしないという事は見には来ないはずだろ?」
「まぁちょっとね」
「なら明日からは」
「無理」
「えー…せっかく夢姫が来てくれたら俺達のモチベーションも上がるって言うのに」
「残念。立海の試合は決勝まで見に行くつもりは無いから」
「それまでは負けられないな」
「頑張ってね」
「あぁ」
バスの中に入ると
「無事なようですね」
「精市たちはむやみやたらに何かしてきたりはしないよ」
「そうですか?」
「うん。氷帝に通えなくなった理由を話しても普段と何の変りもなく接してくれる。あたしがこうやって皆と一緒に居ても何も詮索しないでいてくれるのはすごく助かってるの」
「そうですか」
バスで向かった先は、日本代表がよく使っている試合会場で
「おや、今回は女性もお連れの様ですなぁ」
「コイツは俺達のマネージャーでもある。俺達と一緒に居ても何の問題もない」
「ほう」
お兄ちゃんが持ってくれていたバックにはあたしが使っている日本代表用のノートが入っていて
「持ち歩いていたのか」
「うん」
だってこれには、あの時貰った宝物も入ってるんだもん
遠征の練習試合とは言えこちらもいつも通りでなければ意味がない
「夢姫、頼むぞ」
「うん」
ノートには日付と対戦相手の名前。色々と書き込んではいる
最初に出たのはお兄ちゃんとサブちゃんのダブルスで
「どんな組み合わせで来るのかな」
「さぁな」
「そういや夢姫」
「うん?」
お兄ちゃん達の試合が始まるのと同時にノートに相手の試合の持って行き方とかいろいろ書いていて
「例の比嘉と青学の試合今日だろ」
「きっと今頃試合中だよ」
「ほう」
「でもこの試合終わったら比嘉との試合でしょ?」
「そうだったな」
「フンッ実力の半分も出さねーで終わるだろうよ」
そうだろうね。お兄ちゃん達の実力は嫌と言うほどあたしは見てきている
それは立海だって同じことが言える。試合を観ていないと言うだけで散々練習は見てきているのだ
あっと言う間に全試合が終わり戻ってきたほー君に
「お疲れ様」
「あぁ。肩慣らしにもなりやしねー」
「そりゃ、そうだろうけど」
予定表を見ると
「この後戻って比嘉との試合になるね」
「そうか」
「出来そう?」
「出来るに決まってんだろ。お前が狙われたって言うんならなおの事だ」
「そうだな。それは遠野のいう事に賛成だ」
全国大会の会場に戻って青学の選手たちが試合をしていた場所に行くとまだ試合をしていて
「あれ?随分と早かったね」
「まぁそんな大した試合じゃないからね。彼らにとっては」
「「彼ら?」」
その言葉とは裏腹に赤と白、黒の日本代表のジャージを着ているお兄ちゃん達が一緒にいることに驚いてはいるが
「へぇ子の試合は全試合やるみたいだね」
「その様だな」
「ほー君残念。まだ終わって無かったみたいだよ」
「そうか」
そんな中コートでは木手君が手塚君にラケットを振っていて
「成程な。部長が部長なら部員も部員っちゅーわけや」
「監督も監督って事だろし」
「だろうね」
ずっと試合を観ていた合宿所の関係者からは
「へぇ」
「どうかしたのか」
「あたし達が遠征に行った直後に今度は青学の監督を狙ったみたいだよ」
「そりゃ、いただけねーよなぁ!」
「お前ら部外者が口を…」
「部外者だって」
「聞いて呆れますね」
「夢姫」
「うん?」
「平等院とオーダー直ぐに作って来れるか」
「いいけど」
「この試合は俺達で見ておく」
「分かった」
「行くぞ夢姫」
「うん」