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グラウンドに入ると
「コーチをやっていただく久道さんと私の助手の子分君です」
「よろしく」
「どうも」
「そしてマネージャーは」
「越知夢姫です」
「隣に行かされたマネージャーは4名。なのになぜ」
「そうなんですか?」
「あぁ。春奈と雷門のマネージャーをしている2名。それと木野も行っているだろう」
「そう言えば」
「スポーツ協会の方からですね、今回は珍しくテニスの試合と被ってしまうからとお互いのマネージャーを交換しどこまで出来るのかを見て貰うと言う形となったのです」
「時期は」
「こちらは予選までとなっていますが」
「サッカーは予選まで。でも隣のテニスに関してはエキシビジョンマッチまでと言う事ですよ」
「エキシ…ビジョン?」
「予選までの間にはなりますが」
「待て」
そう止めたのは鬼道君で
「本戦からはどうなる」
「今、隣の合宿所にいる4名が戻ってきますよ」
「そうか」
「そしてあたしがそっちに戻るだけの話です」
「へぇ」
「よろしくお願いしますね」
「お前1人で出来るのか」
「さぁ?」
確かに皆はそこが気になるんだろう。でも隣の合宿所ではマネージャーはあたし1人でやってのけて来た。立海でもそれは同じことだけど
「今日の練習は自主トレとします」
なんて言った監督の言葉に自主練を始めた選手たち
そんな中あたしのスマホに連絡が入り
「面白いこと考えてるなぁ」
「どういう意味ですか?」
「すぐに分かりますよ」
なんて言っていると
「チャイ☆」
「だ、誰だ!?」
「さぁ」
「でもなんか乗って」
「修ちゃん。いくら隣でも流石にセグウェイ乗って来るとは思わないからね?あたしだって」
「何言うてんねん。コーチ共が夢姫の様子見て来いゆうから見に来ただけや」
「さっきのさっきで何かある訳ないでしょう?」
「せやなぁ」
セグウェイでそのままグラウンドに入って来た修ちゃん
「持久力も足りなさそうやな」
あれもこれも足りないとそう言った修ちゃん
「ホーッホッホッホ」
「なんでそう言い切れんだよ!?」
「修ちゃん動体視力長けてるし」
「は!?」
「でも持久力を争うなら竜君が1番かな」
「やろうな。隣じゃ持久力誰にも負けへんやろうな」
だよね
「な!?」
「んでもってここからが本題や」
「「本題?」」
「せや。俺達は夢姫の作る飯を食う事が確定しとる」
「あ、確定だったんだ?」
「当り前やろ。隣の施設におんのやから」
「え?じゃあ俺達の」
「夢姫」
「うん?」
「
なんかイヤな予感しかしないんだけどなぁ
「今日中には決まるから作りに来いってのが監督からの伝言や」
「今日中に決まる?」
「じゃあ今まさに試合の途中なわけだ」
「そういう事や」
崖の上に誰が上がるのか。どれだけ実力があっても、負ければ監督のいる崖の上に行かされ、崖の上の練習でも半分と持たず脱落していく
「んじゃ、行くで?」
「どこに行くって」
「彼のいる合宿所。貴方方の食事はそこで提供される。監督もコーチも」
「そうか」
時計を見ると丁度お昼になっていて、修ちゃんがセグウェイを走らせたと思ったら
「早く行かないと置いて行かれますよ?」
「ヤバッ」
慌てて追いかけていく選手たちを見てからあたしも歩いて合宿所へ入ると、修ちゃんとは別方向に行くあたしに
「おやおや」
「彼の入ったルートとは違うようですが」
「いいえ、間違ってはいませんよ。先に彼らと監督たちの食事を提供してもらうので」
「貴方は食べないのですか?」
「あたしは面白い試合を観に行くだけですよ」
テニスコートに行くと
「やってるねぇ」
「え?」
「夢姫じゃん」
「本当だ」
「何故此処に居るのでしょうか」
「さぁ?」
立海の皆がいる所に行くと
「だって隣の施設でサッカーのマネしてるし。言うなら今は彼らが食事してる最中だから皆の所に来ただけだよ」
「そうかよ」
「でも、ちょっと楽しみじゃね?」
まぁコートに立っているのが
「精市と弦君ならどっちが勝っても負けても可笑しくないだろうしね」
「だな」
「昨年難病から奇跡の生還を果たした『神の子』と呼ばれし幸村精市」
「『風林火陰山雷』の究極奥義で常に相手を真っ向勝負で捩じ伏せて来た『皇帝』真田弦一郎」
「対戦相手に一切のデータを取らせない『達人』柳蓮二」
「立海イチの天才にして『ボレーのスペシャリスト』丸井ブン太」
「『4つの肺を持つ』と言わせしめた持久力を持つ男ジャッカル桑原」
「どんな相手にも『紳士』にをモットーにしている男柳生比呂士」
「どんな対戦相手にも化ける『ペテン師』仁王雅治」
「そして」
各学校の選手たちがあたし達の方を見ている中
「立海中学の時に大きな大会には全く顔を見せず昨年の全国大会のみ顔を出した『幻のマネージャー』越知夢姫」
「この合宿所」
「立海大附属全員揃い踏みかよ」
なんて言われていて
「揃い踏み…ね。蓮二、ちょっとだけ相談したいことがあるの」
「なんだ」
少しだけ皆と離れた所に来ると
「この大会が終わった後、あたしが立海に戻ることは可能?」
「どういう」
「あたしが星章に行ったのはこのサッカーの件があったからであって、終われば星章にいる理由がない。それはお兄ちゃん達にも確認してあって試合が終わればあたしの好きにしていいと言われてるの」
「そういう事か。確認しておこう」
「ありがとう」
「だが、立海の高校も中学同様部活に入ることが」
「知ってる。もう何に入るかなんて分かり切ってることでしょう?頭のキレる蓮二なら」
「あぁ。教師たちにも伝えておこう」
「ありがとう」
コートに戻ると
「精市と弦君まだ試合してなかったんだ」
「その様だ。だがあの2人だ。お前の存在に気づいていないわけではないだろうな」
「だろうね」
食事を終わらせてきたサッカーの選手たちがあたしがここで試合を観ていることに気が付いたのだろう
「何をそんなに」
「始まったね。精市のテニス」
「あぁ」
「なんだ、あの動きは」
「五感が奪われているんだよ。精市に」
「五感?」
「聴覚、触覚、視覚。5つ奪われている弦君に精市が負けるはずがないと」
「だな」