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夢小説設定
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コートでは負けず嫌いのリョーマ君と精市が
「絶対アンタをギャフンと言わせてやる」
「早く負けた方がボウヤの為だよ」
なんて会話が聞こえて来ていて
リョーマ君が百連自得でサーブを打っていても
「駄目だ。百連自得は完全に封じられている!!」
っていう青学の声が聞こえている
「うそ…」
「アイツ百錬のオーラを全て両足に!?」
「追いつくぞーー!!」
なんて言われたのも束の間
「え?ラケットを右手に!?」
「今度は右手にオーラが移動した!?」
百連自得はオーラ―事体を動くものなのだろうか?
「!!」
百連自得の倍返しが出た所で…
「か、返すぞ!?」
「さすがは精市…『神の子』と言われるだけあって恐ろしい部長をあたし達は持ってるね」
「あぁ」
だけど、精市の当たったボールはネットに当たっていて
「15-40!!」
「次は5球で行くよ」
絶対予告まで…
隣に何時の間にか来ていたお兄ちゃんに
「次のU-17は楽しみな選手が沢山いそうだよ?」
「あぁ」
「「!!」」
「夢姫の隣のジャージの奴…」
「あ、あぁ…」
「全く揃いも揃って同年代なんて驚きだけど」
「お前がそう言うのならそうなんだろう夢姫」
「ねぇお兄ちゃん」
「何だ」
「きっと今のこの黄金世代の様な選手はもう見られないかもしれないね」
「そうか」
皆が来る頃にはお兄ちゃん達は遠征でいないし、あたしもあの合宿所にはいない
「夢姫」
「うん?」
お兄ちゃんに耳打ちをされたあたしは驚くしか出来なくて
「コーチやアイツらからの伝言だ」
「そっか」
「先に戻っている」
「分かった」
お兄ちゃんは最後まで見ることなく会場を後にしていて
「のう夢姫」
「んー?」
「んー?じゃなか」
「そうだぜ」
「今の長身の男誰だよぃ」
「そうじゃ」
「お兄ちゃんだってそう言ったじゃない」
コートでは倒れてしまったリョーマ君がいて
「これは勝負あったかな」
「だな」
リョーマ君を見ると鼻血が出ている事にも気づいていない様子で
「いよいよ」
「幸村のテニスが始まった」
あたし達は見慣れてしまった精市のテニス。攻略することはほぼ無に等しい
別の所に打ち返しているリョーマ君を見て
「観た所、触覚を失いかけているようだね」
無駄だよ
「きっとリョーマ君はどこに打っても、返されるイメージなんだろうね。遠山君も同じだったように」
「だろうな」
「どうしたボウヤ」
打ち返しているような感じだけれど
「そんな探り探りのショットじゃ…」
探り探り…という事は視覚も奪われているね。リョーマ君は
「ボウヤの負けだよ」
綺麗に入れた精市の声は
「もうキミには聴こえてないだろうけどね」
聴覚までも奪ったらしい精市
もぞもぞと動いているリョーマ君と、何かを決断したらしい手塚君に頷いている竜崎先生
「何でだ…?もう五感は奪われているはずなのに…誰もがもうテニスをするのも嫌になるこの状態でこのボウヤは」
「精市の表情が変わった」
「え?」
「いつもの幸村じゃろ」
「ちがうよ。いつもの精市の試合をしているときの顔はこんな顔じゃない」
「やはりキミは危険すぎる」
「テニスって楽しいじゃん」
そう言ったリョーマ君もまた
「何かが違うね。彼もまた」
「どういう」
なんて言っているときだった。彼の体が急に変わったのは
それはあたしを含め青学も立海の皆も驚いていて
「何だっ」
「こ、これがまさか…!?」
「『天衣無縫の極み』!?」
リョーマ君の打ったサーブが目に見えないほど早かったらしいが
「ねぇ審判の人、コールまだ?」
「え?あ…いや見えなかったもので…」
見えなかった?お兄ちゃんと同じくらい早いサーブボールなだけで
「モ、モニター班!?」
「入ってたでしょ。どう見たって」
「え?」
「夢姫には見えたんか」
「同じ勢いのサーブを観ているからね?あたし」
「マジか」
モニター確認後
「は、入ってます…」
「フィ…15-0!!」
「しっかりしてよ」
だけど、その後も精市が全く手が出ず
「こ、これが無我の最後の開かずの扉…『天衣無縫の極み』なのか」
4ゲームを取り返されてしまった精市
青学側には
「凄い人がいることで」
「え?」
「誰だありゃ」
「リョーマ君の父親。元プロテニス
「!!」
「アイツ、そんなすげぇ人が親父なのかよ」
「そういう事。でもあの先生ともなんか知り合いそうだね」
「あぁ」
「観て見んしゃい。
「そうみたいだね」
これじゃ、どっちが勝っても負けてもおかしくない
「幸村」
「精市…」
そんなリョーマ君は不思議な構えをしていて
「な、何だあの構えは!?」
そう打った時に
「サムライドライブ!!」
サムライドライブ…ね
「ボ、ボールが!?」
「我が立海の3連覇に…死角はない!!」
そう打ち返した精市にそれでも打ち返したリョーマ君
「ゲームセットウォンバイ越前リョーマ6-4!!」
戻ってきた精市に
「ごめん。夢姫に勝利のはなむけが出来なかったな」
そう言われてしまった
「ううん」
皆、カッコ良かったよ…
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