1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
全国大会が開催される当日、あたしとお兄ちゃんを含めた選抜強化合宿所の選手も数名、会場である東京都立アリーナテニスコートに来ていて
「…これより全国大会を開催します!!」
「選手入場!!」
青学や氷帝、立海と名だたる強豪校の選手たちが入ってくる中、雷門や帝国、蓮二の言っていた星章学園や王帝月ノ宮も来て居る
「へぇ…」
あたしはリストに上がっている選手たちを見に行かなくてはいけないと言う仕事が残っている
「初めて見る学校も多そうやな」
「うん。だってあたしだって初めて聞く学校だってあるもん」
「さよか」
お兄ちゃんは高校の練習試合が入っているからと今日の試合は見には来ていないけど
「そういや夢姫」
「んー?」
「高校どうするか決めたんか。立海の高校には通わんのやろ?」
「だね。どうせ呼ばれるなら近場で呼ばれて通いやすい所に通って居たいかな」
「さよか」
さて、初戦は…
「千葉の六角と沖縄の比嘉中の試合やな」
「だね」
「立海の試合は見なくてええんか」
「だって、決勝までは負けなしで来るだろうしね」
「せやな」
リストはあくまでリストで、コーチからは実力があれば候補の中に名前を入れても構わないと言われている。逆に駄目だと思えばバツ印を付けてきていいとも言われている
今日の初戦に関しては、合宿所にいる選手の大半が初戦を見に行っているはずだし
「カナ君は舞子坂?」
「やろうな。俺が夢姫とおる以上、奏多が見に行くしかあらへん」
だね
「これより1回戦六角中(千葉)VS比嘉中(沖縄)の試合を始めます」
リストを見ると六角からは黒羽君と天根君の名前がリストに上がっていて、比嘉からは部長の木手君、平古場君、甲斐君、田仁志君、知念君の名前が上がっている
「第1試合S1葵(六角)VS知念(比嘉)」
「さて、どんな選手かな」
「さぁな」
青学側にいる方で見ているあたし達は
「「ん?」」
「あれ?君、偵察かい?」
偵察?
「だってこの間抽選会で真田や柳と一緒にいたじゃないか」
「!?」
「残念。偵察をするのなら立海のジャージを着ている筈でしょう?」
「そうだけど」
あたしと修ちゃんは私服だ
「どういう意味だい?大石」
「あの立海で行われた全国の抽選会場に彼女いたんだよ。立海の真田と柳と一緒に。それも立海の制服を着て」
「という事は立海の生徒なんだ?」
「そうですよ」
なんて思っていたら始まった試合で
「へぇ面白いね。彼の動き」
「やな」
「ん?隣にいるの関西の人なんっすか?」
「せやで」
「それでもってあたしも含めて彼は年上」
「は?」
「マジ?」
「だが中学生の試合になぜその年上だと言う人が一緒に来て」
「何でやろうな」
結局六角は1ゲームも取れないまま初戦敗退。ストレートで沖縄に負けてしまったのだ
「あらら」
でも千葉ってほー君と1回だけ行った事はあったけど、あの人六角の監督だったんだ
「縮地法ぅ」
縮地法?
「沖縄武術などでぇ相手に悟られず接近する方法ぅ~地面を蹴って走るのではなく地球の引力ぅ~つまり、自然落下を使ってむしろ早く歩くんじゃ。一歩でまたぐという感じ~かの~ぅ」
へぇ
「それなら初動が全く相手から見えず頭の位置が変わらないのでぇ~一瞬でネット際に現れたと錯覚を起こされる」
その瞬間六角の監督の顔面にテニスボールを当てた選手
「な…」
「!?」
「あらら」
こりゃ
「ほー君に報告でもしたらとんでもない事になるかもしれないね」
「さよか」
「オジイィィィ!!」
「ゴメンちゃい」
救急で運ばれて言った監督を見ていると
「あい?やぁーは行かんばぁ?」
「1つやり残したことがあってね」
それでも結局負けてしまった六角
「取り合えずチェックだけしとき」
「うん。でも比嘉だけはしたくないかな」
あたしの言葉にボールを投げて来た沖縄の選手
「危ない!」
なんて言っている青学の選手のラケットを拝借した修ちゃんは『無』で返していて
「あれ?」
「おおきに」
ラケットを返してから
「俺らがいる場所には比嘉のお前達よりも強い奴は仰山おる」
「修ちゃん、これはこっちの監督にもコーチ達にも、それとお兄ちゃん達にも言わなくちゃいけない報告事項になっちゃった」
「せやな。どうせアイツらももう戻って来とるやろ」
「だろうね」
「戻んで」
「逃げるんですか」
「逃げる?人聞きの悪い事を言うなや」
あ、修ちゃんちょっとこれは怒ってるなぁ
「誰のせいで夢姫が今。震えてるんや」
「震えてる?」
「せや、それもボールを当てようとしたお前らの所為やろ。そんな奴、俺等の所に入れれば夢姫がどうなるか分からん俺やない」
「どういう」
「修ちゃん、皆揃ってる。帰ろ?」
「せやな」